過熱するPSGネイマールバルサ復帰の噂 セメドがスペイン紙の報道を否定

 バルセロナポルトガル代表DFネルソン・セメドは、パリ・サンジェルマンPSG)のブラジル代表FWネイマールをカンプ・ノウに帰還させるための契約の一部に含まれているという現地報道に対して怒りを露わにし、「ナンセンスな話はやめろ」と非難した。スペイン紙「AS」が報じている。

 今夏の移籍市場で最大の関心事とされるネイマールの去就については、古巣バルセロナへの復帰と“宿敵”レアル・マドリード行きの可能性について、様々な報道が入り乱れている。バルサ移籍の噂の一つとして浮上しているのが、スペイン王者で右サイドバックを務めるセメドを交換要員に含めたトレード話だ。

 この報道に怒りを露わにしたのがセメドだ。ポルトガル人DFは、自身のSNSを利用して「バルサに満足している」と綴ると、ネイマールの契約に含まれることに応じているという現地報道を否定。公式インスタグラムのストーリーズ(24時間で自動的に削除される動画・写真)にその記事のスクリーンショットを投稿し、「ナンセンスな話はやめろ」「フェイクニュース」との一文を添えて、自身がどこにも行かないことを明言している。

 セメドとネイマールといえば、バルセロナで同僚だった時に乱闘騒動を起こしていた。ネイマールPSGに移籍する直前の17年7月に行われたマイアミ合宿中、セメドの接触プレーに対して苛立ちを募らせたネイマールが猛ダッシュでセメドに詰め寄り飛びかかると、取っ組み合いになり、その後セメドが反撃を試みたことで乱闘寸前にまで至った。

 いくつもの報道が錯綜しているネイマールの去就報道だが、憶測が憶測を呼ぶような状況が続くことで、徐々に関係するクラブの選手たちにはイライラが募っているのかもしれない。(Football ZONE web編集部)

PSGのFWネイマール(右)とのトレード報道に怒りを露わにしたバルサDFセメド【写真:Getty Images】