ウォルト・ディズニーアーカイブスの設立50周年を記念して世界で初めて開催される「ウォルト・ディズニーアーカイブス コンサート」の記者発表会が20日に都内で行われ、案内人を務める稲垣吾郎と、音楽監修とピアノ演奏を務める島健、演出を担当する金谷かほりの3名が出席した。

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カリフォルニア州バーバンク1970年に設立され、数万点を超えるディズニー関連の貴重な資料が収集、保存されている「ウォルト・ディズニーアーカイブス」の全面協力のもと開催される本公演は、世界初公開のものを含む貴重な資料の数々と、様々なディズニー作品の音楽によって構成。ディズニーの生みの親であるウォルト・ディズニーの夢の実現に至るまでの軌跡と明日につながる名言の数々が、案内人の導きを通して生演奏で表現されていく。

「案内人として、ウォルト・ディズニーさんの生涯をみなさんに紹介していく大役です。責任を持って楽しみながらやらせていただきたいと思います」と冒頭の挨拶で意気込みを語った稲垣は、本公演の見どころのひとつであるウォルト・ディズニーが遺した数々の名言について「『すべては夢みることからはじまる』という言葉がすごく好きで、いろんなことにチャレンジしたり新しいことを始めるのは、夢から思い描くことから始まるのだと思っています。僕もその言葉を大切にして、みなさんに伝えていきたいです」と語る。

そんな稲垣は、初めてディズニーの世界に触れた思い出を訊かれると「一番過去を遡ると、姉がエレクトーンの練習で『ミッキーマウス・マーチ』を弾いていたことですね」と振り返り、「大人になってからディズニーランドに仲間と遊びに行って、そこでお客さんの幸せそうな笑顔を見て、僕らもこういったエンタテインメントを作っていくことができればなと、すごく影響を受けました」と語る。そして「人生にディズニーは欠かせません!」と力強くコメントした。

さらに「ディズニー作品で一番好きなのは?」という質問に対しては「『美女と野獣』が公開された時に衝撃を受けました。アニメーションの持つ独特の躍動感が、こんなにも素晴らしいものなのだなと感動したのをいまでも覚えています」と回答。「男心も描かれていますし歌も素敵。僕自身、ミュージカルをやらせていただいているので、いずれディズニー作品のミュージカルがあれば挑戦したいと思います」と意欲をのぞかせると「キャラクターでは『白雪姫』の白雪姫は、毎日鏡に向き合うところに親近感を覚えます(笑)」と茶目っ気たっぷりに語り笑いを誘った。

そして最後に「ウォルトさんにスポットを当てているので、大人の方にも楽しんでいただける新しい形のコンサートになっています。世界初のアーカイブコンサートの案内人として、多くの方々にウォルトさんの見た夢に触れていただき、夢を実現させるという希望を感じてもらえるよう頑張って行きたいと思いますので、会場でお待ちしております」と呼びかけた。

ウォルト・ディズニーアーカイブス コンサート」は2020年1月16日(木)の舞浜アンフィシアター公演を皮切りに、兵庫県立芸術文化センターと愛知県芸術劇場大ホールにて全8公演を開催する。一般チケットは10月19日(土)午前10時より発売されるとのことだ。(Movie Walker・取材・文/久保田 和馬)

稲垣吾郎が「ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート」の案内人に就任!