今夏アルゼンチン代表DFマルコス・ロホの獲得を目指していたエヴァートン。結果的にこの交渉は破談となったが、その背景にはマンチェスター・Uオーナーマルコム・グレーザー氏の介入があったようだ。20日、イギリスメディア『Sports MOLE』が報じている。

 昨シーズン、マンチェスター・Uで6試合の出場に終わったロホは、オーレ・グンナー・スールシャール監督の信頼を勝ち得ているとは言いがたい。そのためエヴァートンは、プレミアリーグの移籍市場締切日である8月8日までに、ロホをスカッドに加えたいと考えていた。

 しかし報道によると、マンチェスター・Uのグレーザー氏がエヴァートンの戦力が高まることを恐れたため、移籍は実現しなかったという。マンチェスター・Uは、ロホを他クラブに売却したいと考えているようだが、2000万ポンド(約26億円)に設定された移籍金を支払えるクラブは、いまだ見つかっていない模様だ。

 なお、現在29歳のロホは、マンチェスター・Uとの契約をあと3年残している。

マンチェスター・Uに所属するロホ [写真]=Getty Images