理解できない発想力、静かな一人遊びは集中力の証。工夫して考える時間です
子どもが一人遊びをしている時に「何をしているのかな」とそっと様子を伺うと、びっくりするような光景が繰り広げられていることがあります。大人には思いもつかないことをして遊んでいる子どもにむかって、ついつい「何してるの!」と大声を出してしまったりすることもあるでしょう。しかし実はこの時、意欲にかられた子どもはとてつもない集中力を発揮しています。「やめなさい!」ではなく「楽しそうだね」と認めてあげましょう。


先を読む力が未発達な今だからこそ夢中になれる。今この時に集中させよう
3才のDくんは最近、水遊びがお気に入り。お母さんが目を離したすきに、洗面台で何枚ものタオルに水を吸わせては絞る作業を繰り返していました。最初は叱りたくなったお母さんですが、思い切って家事を中断。ずぶ濡れのDくんと一緒にそのまま浴室に入り、水を含ませたタオルを絞ってどのタオルが一番水を吸うのか一緒に試したそうです。「やっぱりいいタオルはよく水を吸うって分かったわ」「それにちょうど暑かったからいい気分転換になったわ」とお母さんは大笑い。


いたずらではなく検証中。道理を発見・理解し、工夫を凝らす体験です
このようにタオルを濡らしては絞ることをひたすら繰り返すなど、同じことをずっと繰り返している時があります。こんな時は子どもの頭がとっても忙しく動いている証拠。単純に水遊びが楽しいというだけではありません。水を含んだタオルが重くなることを実感したり、これくらい水を含ませてからこれくらいの力で絞ったらこうなった、じゃあ違うやり方にしたらどうなる?と忙しく考えながら検証と理解を積み重ねているのです。こういった遊びから、子どもは物事の法則を学んでいきます。


後始末は後回し!お母さんが吹っ切れると親子で新たな発見ができる
先のことを考えて遊びという名の学びを止めてしまうのはもったいないこと。いっそ思い切って「楽しそうね、お母さんもまぜて!」と言ってみましょう。本気で取り組んでみると意外にスッキリすることもあります。「面白いねえ!」「わ!手触りもいいね!」など、子どもと一緒に大笑いなんてことも。お母さんが本気で遊んでくれると分かったら、子どもは安心して遊びに集中できます。後始末は後で一緒にやればいいのです。親子で思い切り楽しみましょう。


今日の1日1成長
3才の「やってみたい!」は止めずに本気で付き合うと、創意工夫が磨かれる子どもの工夫力も1成長、お母さんの楽しむ力も1成長。むらたますみ(文)さわどあさみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press