韓国の文在寅大統領の支持率がまた下落し始めた。

 世論調査機関のリアルメーターの調査(12~14日と16日実施)によると、8月第2週目の週間集計結果で文在寅大統領の国政遂行支持率は8月第1週目の週間集計に比べて1・0%ポイント下落。49・4%となり、再び50%を割り込んだ。

「国政遂行をよくできていない」という否定的な評価は、前週に比べて1・9%ポイント上昇の46・3%。米韓合同軍事演習に反発する北朝鮮が異例の頻度でミサイルを発射し、文在寅政権への暴言を吐き散らしたことや、金融不安や日韓対立による経済不安が影響したようだ。

 こうした中、注目を集めているのが、21日に北京で予定されている日韓外相会談だ。日韓外相は日中韓外相会談出席のため、現地入りしている。日韓外相会談の実施は、安倍政権が安全保障上の輸出管理で優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定して以降、初めて。韓国側は除外の撤回を重ねて求めるとみられる。日本側はいわゆる徴用工訴訟問題についての対応を要求する。

日韓外務次官協議の予定が韓国メディアの勇み足でフイに…


「日韓外相会談に先立ち、その地ならしを目的とした非公式の外務次官協議が今月中旬にマニラで開かれる予定でしたが、中止になったようです。事前に韓国メディアが報道したことから、第3国の静かな環境で率直な意見交換をすることが難しくなったためのようです。外務省の秋葉剛男事務次官と韓国外交省の趙世暎第1次官が出席するとされていました」(大手メディア政治部記者)

 日本の終戦記念日にあたる8月15日、韓国は日本による植民地支配からの解放を記念する「光復節」を迎え、日韓世論は感情が高ぶりやすい。そのため、外務次官協議は16~17日で調整されていたが、韓国メディアの勇み足でフイにしてしまった格好だ。

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「悪化する日韓関係の打開策を協議する場が設けられなかったため、今回の日韓外相会談も主張の応酬に終始するのではないかとみられています」(政治部記者=前出)

 文在寅政権が破棄をちらつかせるGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の通告期限は24日に迫っている。光復節の演説では日本への歩み寄りを見せていたが、どう出るのか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

韓国・文大統領の支持率また低下、韓国メディアの「勇み足」でフイになったモノとは…