中国甲級リーグ(2部)の青島黄海は、新監督に今シーズン途中までヴィッセル神戸で指揮を執っていたフアンマ・リージョ氏を招へいしたことを発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。

スペイン人指導者のリージョ氏は、1981年から監督業をスタートさせ、これまでレアル・ソシエダやアルメリアなど複数クラブを指揮。1995-96シーズンにサラマンカを率いた際は、リーガエスパニョーラ史上最年少監督(29歳)として注目を集めた。また、優れた戦術理論家としてだけでなく、パスワーク主体の攻撃サッカーの志向者としても知られ、ジョゼップ・グアルディオラマンチェスター・シティ監督が崇拝するポゼッションサッカーの先駆者として有名だ。

2018年9月に神戸の指揮官に就任すると、バルサ化をかかげるチームの牽引。2019シーズンは元スペイン代表FWダビド・ビジャ、元バルセロナのMFセルジ・サンペール、さらには日本代表MF山口蛍セレッソ大阪から補強するなどしたが、4月に成績不振で解任されていた。

青島黄海は、元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレを補強。また、かつて柏レイソルプレーしたブラジル人FWクレオらが在籍している。現在はリーグ5位に位置しており、中国スーパーリーグ昇格を目指して戦っている。

18日には、スペイン指揮官バルセロナBでも指揮を執ったことのあるジョルディ・ヴィニャルス監督が退任していた。

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