日本では護衛艦「いずも」を事実上の空母とすることが決まり、さらには同空母での運用を想定して戦闘機F35Bの導入も決まった。中国メディアの今日頭条は18日、日本のいずも空母化に向けた動きについて警戒感を示す記事を掲載し、「日本の動きは周辺国にとって明らかな警戒信号を発するものだ」と論じる記事を掲載した。

 記事は、日本は米国から最新鋭のステルス戦闘機であるF35Bを導入することを決めたと伝え、同戦闘機を空母に改修した「いずも」で運用する方針だと指摘。さらに防衛省の2020年度予算の概算要求は過去最大となる見通しだと伝え、ここには「いずも」の改修やF35Bの導入に向けた予算も含まれており、いずもの改修が終われば「日本は即座に空母保有国になる」と強調した。

 続けて、日本の一連の動きから「日本政府は自衛隊に防衛力だけでなく、攻撃力をもたせたいと考えているのは明らか」であるとし、なぜなら空母は本来、能動的に攻撃を行うための存在であり、日本が専守防衛の原則を守っているのであれば「保有する必要のないものだからだ」と主張した。

 さらに、空母を保有しようとしている日本は敗戦国の立場を覆い隠し、自衛隊の性質を変えようとしていることの現れであると主張。日本政府は現段階ではまだ平和憲法の改正には至っていないものの、集団的自衛権は解禁されていると指摘し、こうした動きは米国の支援のもと、日本が軍備拡張と攻撃力の獲得に邁進していることの証拠であると主張、中国を含めた周辺国は日本の動きに警戒しなければならないと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

いずもの空母化、F35Bの導入・・・「日本の動きは警戒せざるを得ない」=中国