その歌声と叫びが“感情”を伝える。『ライオン・キング』の音楽

8月9日(金)全国公開

公開中の映画『ライオン・キング』は圧倒的な映像や心に響くドラマも魅力的だが、劇中の音楽もアニメーション版、ミュージカル版を超える完成度で注目を集めている。映画音楽界の巨匠ハンス・ジマー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ダークナイト』)や大スター、エルトン・ジョンらが集結して生まれた『ライオン・キング』の音楽は“超実写版”でどのように進化したのだろうか?

世界を魅了し続ける名曲たちが映画館に鳴り響く!

1994年のアニメーション版ではハンス・ジマー南アフリカ出身の作曲家&歌手のレボ・Mが作曲を、エルトン・ジョンと作詞家ティム・ライス(『アラジン』)がミュージカル・ナンバーを手がけ、アカデミー作曲賞・主題歌賞を受賞。名曲群はミュージカル版にも引き継がれ、長年に渡って人々から愛され続けている。

本作では名曲の数々を“超実写版”で再び鳴り響かせるため、当時のスタッフが再集結。さらにミュージカル・ナンバー5曲を人気プロデューサー&歌手のファレル・ウィリアムスがプロデュースし、エルトン・ジョンとティム・ライスは本作のために新曲『ネヴァー・トゥ・レイト』を創作。この楽曲はポール・マッカートニーベックのアルバムも手掛けるグレッグ・カースティンがプロデュースを担当している。

また、声の表現に長け、圧倒的な歌唱力を誇るキャストたちが名曲に新たな息吹をもたらしていることにも注目だ。シンバ役のドナルド・グローヴァ―は俳優として活躍が目覚ましいが“チャイルディッシュ・ガンビーノ”名義でグラミーを受賞する実力派ミュージシャンでもある。ナラ役のビヨンセ・ノウルズカーターについてはもはや説明は不要だろう。人気・実力とも世界トップクラスを誇る彼女は、本作に並々ならぬ情熱を注ぎこんでおり、劇中の演技・歌唱だけでなく、映画にインスパイアされたアルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』もリリースしている。

ライオン・キング』の楽曲は、軽快なナンバーもあれば、作品の壮大なテーマを歌いあげるもの、キャラクターの心情を繊細に表現するものなどバラエティ豊か。その歌声と叫びのすべてが、サバンナで暮らし、試練に立ち向かい、生きる道を見出していこうとするシンバたちの“感情の結晶”なのだ。

キャスト選びにこだわり抜いた“プレミアム”吹替版

オリジナル版キャラクターの声の特徴や歌声を損なうことなく表現するため、プレミアム吹替版キャストは演技力、オリジナル版キャストに近い声質、そして歌唱力……あらゆる面が考慮に入れられ、オーディションで選ばれている。

その結果、シンバ役に賀来賢人、スカー役に江口洋介、プンバァ役に佐藤二朗、ティモン役に亜生(ミキ)、ナラ役に門山葉子が決定し、シンバの父ムファサ役はアニメーション版に続いて大和田伸也が続投! その他、沢城みゆき加瀬康之ら実力派キャストが集結し、19歳の新人女性アーティストRIRIが日本版オフィシャルソング『サークル・オブ・ライフ』を歌っている。

『ライオン・キング オリジナル・サウンドトラック』

英語版/日本語版/デラックス版
CD発売中、デジタル配信中

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第4回