月替わりで対象店舗と還元率が変わるPayPayのキャンペーン「ワクワクペイペイ」の9月の対象店舗は食品スーパー。10時から14時までにPayPayで支払うと、決済金額の最大10%がPayPayボーナスとして戻ってくる。

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 正式なキャンペーン名は「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」。上限額は1回500円(Yahoo!プレミアム会員ソフトバンク/ワイモバイルのユーザーは1回あたりの上限は1000円)で、期間中の合計で3万円となる。さらに、抽選で20回に1回、最大1000円相当のPayPayボーナスが当たる「PayPayチャンス」も同時開催する。こちらは時間帯は不問だ。

 キャンペーンにあわせ、PayPayが利用できるスーパー・ディスカウントストアも増えている。その中から、神奈川在住の記者が知っている店を中心に、気になるチェーンをピックアップした。


●もともと安い店でこそPayPayがおすすめ



 家電量販店では、PayPayなどスマートフォン(スマホ)決済サービスの20%還元キャンペーン開催と同時に、20%相当分をひっそりと値上げしたという口コミが出回っている。よほどの店のヘビーユーザー、検討者以外は以前の価格を覚えていないのであり得る話だ。

 一方、スーパーの場合、突然、大幅に値上げをしようものなら、価格に敏感な消費者はすぐに離れてしまう。とはいえ、同様に小幅ながら値上げされる可能性がは捨てきれず、どうせ利用するなら、もともと価格帯の安いスーパーがおすすめだ。

 おすすめは、1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で展開する激安スーパーの「オーケー」「ロピア」、酒専門のディスカウントストア「リカーマウンテン」あたりだろう。9月2日からは、全国約270店舗を展開する「ライフ」もPayPayに対応する。なお、オーケーは「LINE Pay」も利用でき、スマホ決済の導入に積極的だ。

 ここに、「ヤオコー」や、さらに激安の「業務スーパー」などが加わると、首都圏のスーパーチェーンの網羅率は高まるだろう。スーパー・ホームセンターの「Olympic」や「いなげや」、八王子周辺に多い「スーパーアルプス」、各地域のJAが運営するファーマーズマーケット(直売所)……と個人的な希望を挙げていくとキリはない。神奈川県民としては、富士シティオの「Fuji」と「Deli°f(デリド)」もぜひお願いしたい。

 ウェブサイト「PayPayが使えるお店」の一覧はロゴ表記なので、ロゴを見かけたことのない場合、店のジャンルさえ分からないのが困ったところ。例えば、スーパー・ディスカウントストア一覧にある「サンプラザ」はカテゴリがわからず、調べたところ、大阪府内で展開するスーパーだった。定期的にウェブサイトをチェックしつつ、ネット上の口コミや、PayPayアプリ内の店舗検索を参考にしたほうが良さそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)