ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(34)が、自身の引退時期について言及した。スペイン『アス』が伝えている。
サッカー界のスーパースターとして第一線にいるC・ロナウドも、現在34歳と一般的には引退を考える時期に差し掛かっている。未だ年齢を感じさせないパフォーマンスを見せているが、自身の引き際についてポルトガルのテレビ『TVI』で語った。
「現時点で引退について考えていないよ。恐らく、来年キャリアを終えることもできるけど、40歳か41歳までプレーできると思っているからね」
「(将来に関しては)わからないよ。いつも言っているけど、今を楽しみたいんだ。それは素晴らしい贈り物だし、楽しみ続けなきゃいけないんだ」
また、これまで多くの個人タイトルに輝いてきたトロフィーコレクターであり、稀代のレコードブレーカーは、その2つが自身のキャリアを続けるうえでのモチベーションにもなっているようだ。
C・ロナウドは、個人タイトルや個人記録に関する質問を受けた際に、「僕より多くの記録を持っているフットボーラーはいるかい? 僕はいないと思っているよ」とコメント。永遠のライバル、FWリオネル・メッシの存在を微塵も感じさせない語り口でその自尊心の強さを改めて示している。
2002年にスポルティング・リスボンでプロキャリアをスタートさせたC・ロナウドは翌年の夏にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。2007-08シーズンにはプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の2冠に貢献し、自身初のFIFAバロンドールを獲得すると、2009年に当時の移籍金最高額となる9400万ユーロ(約111億1000万円)でレアル・マドリー入りを果たした。
そのマドリーでは公式戦438試合の出場でクラブ歴代最多となる450ゴールを記録。CL3連覇に大きく貢献すると共に、在籍期間にバロンドールも4度受賞した。昨夏に加わったユベントスでは、公式戦43試合で28ゴールを記録してクラブのセリエA8連覇に貢献した。
「フットボールの世界では何が起きるかわからない」との格言はあるが、少なくともC・ロナウドが来年、あるいは再来年にスパイクを脱ぐ可能性はほとんどなさそうだ。
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