8月25日、VR作品コンテンストVRクリエイティブアワード 2019」の授賞イベントが開催されます。開催場所は東京都千代田区デジタルハリウッド大学。当日の会場では、最終審査と一般参加者も体験可能なデモ展示や、パネルディスカッションが実施されます。参加申し込みはこちらのページから。

「VRクリエイティブアワード」は2015年に開始された、今年で第5回目となるVR作品コンテストです。アカデミア、テクノロジー、アートで活躍する審査員らが作品やサービスを審査・評価し、優れたものを選出します。

VRクリエイティブアワードとは

以下、会場で体験できるファイナリストらの作品をそれぞれ紹介します。

HOLODIORAMA

https://www.youtube.com/watch?v=DEb2nEc57mE

「HOLODIORAMA(ホロジオラマ)」は、未来の施工管理システムとして考案されたコンセプト製品のVR施工管理システムです。モバイル端末や、ICT建機などから集めたリアルタイム情報、ドローンから収集した3D地形データなどをもとに「現場のデジタルツインの仮想空間」で現実と同じ環境を再現します。本システムを利用することで、現場監督者や監査者が現地に行くことなく管理可能となるとのことです。

応募者:面白法人カヤック 西植弘氏

AR Roppongi × INGRESS

https://www.youtube.com/watch?v=Mp1b5beWlHk

「AR Roppongi × INGRESS」は、1000分の1のスケールで再現された東京の都市模型にスマートフォン向けのARゲームIngress」の世界観をプロジェクションマッピングする作品です。MRデバイス「HoloLens」を通して見ると、都市模型の上にコントロールフィールドリンクが立体的な映像で浮かび上がります。

応募者:Niantic, inc.、ソフトバンク株式会社、森ビル株式会社株式会社ティーアンドエスTHINK AND SENSE

MOWB

https://www.youtube.com/watch?v=LPBVoGWCD9w

MOWB」は、VRヘッドセットを通して手描きVRアニメーションを体験できる作品です。本作は「鏡写しの母娘」を象徴しており、一本のへその緒でつながれた親子は命のやり取りをしながら、母は吸収され娘は母の命を引き継いで成長していく様子が描かれています。

応募者:東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻
YuharaKazuki

けん玉できた!VR

https://www.youtube.com/watch?v=HF1nkM5VRnQ

けん玉できた!VR」は、VRで遊ぶけん玉トレーニングゲームです。玉がゆっくり動くVR空間でけん玉を遊んでもらい、玉の速度を少しずつ現実に近づけて慣れることで、現実のけん玉の上達を目指すというもの。お手本のモーションをマネできる機能によって、ヒザを使用する大事さを直感的に理解できます。

本作をゲームを通じて947名が実際に、けん玉のできない技ができるようになったとのこと(2019年6月時点)。本作品には初心者だけでなく、中上級者も楽しめる技も追加されています。

応募者:株式会社CanR 川崎仁史氏

memex「Cloud Identifier」Music Video + Virtual Creation Studio

https://www.youtube.com/watch?v=yy6EjJCNzRI

本作品は、バーチャルアーティストmemexの楽曲「Cloud Identifier」のための、ミュージックビデオおよびバーチャル空間内リアルタイム撮影制作システムです。ソーシャルVRサービスVRChat」内に複数人数での演出の検討・編集・再生を行うことができる制作環境を構築。空間の直接編集や自由なテレカメラ、複数人での同時編集といった専用のインターフェースが実装されています。

応募者:memex + ars

Last Labyrinth

https://www.youtube.com/watch?v=3h6vWHpkImQ

Last Labyrinth(ラストラビリンス)」は、とある館に閉じ込められたプレイヤーが、謎の少女「カティア」とコミュニケーションをはかりながら、ともに館から脱出するVR脱出アドベンチャーゲームです。現在、2019年秋の世界同時・マルチラットフォーム対応での発売に向けて開発が進行しています。

応募者:あまた株式会社 高橋宏典氏

地震列島VR

https://www.youtube.com/watch?v=cEhCiIzYbaA

「地震列島VR」は、過去に発生した全国各地の大規模地震をVRデバイスOculus Go」でバーチャル体験できるVRアプリです。大地震の経験がない子どもたちや未災地の人々が大地震のリスクを「自分のこと」として実感できることを目的としています。

体験できる地震の揺れは、気象庁ホームページで公開されている強震観測波形データに基づいて再現。Oculus Goを利用することで、低コストで多人数同時に体験が可能となり、避難訓練や防災イベントで活用されているとのことです。

応募者:愛知工科大学板宮研究室 平川俊貴氏

Cocoon

Cocoon」は、Substitutional Reality(SR、代替現実)技術を用いた体験型アート作品です。体験者は視覚聴覚情報を多重に身にまとうという感覚を体感。コンテンツ内容は毎回体験者によって異なるとのことです。

応募者:デジタルハリウッド大学大学院 現実科学ラボ 因藤靖久氏

STYLY

https://www.youtube.com/watch?v=KwmR48s2gNo

「STYLY」は、VRで多彩な空間を構築できるVRクリエイティブプラットフォームです。Webブラウザで動作可能であり、プログラミング不要で制作できます。主要VRヘッドセットや裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」に対応しています。今後HoloLensへの対応も予定しているとのことです。

応募者:株式会社 Psychic VR Lab 藤井明宏氏

Encounters

https://vimeo.com/345454990

Encounters」は、HoloLensを用いた複数人同時体験型オーディオビジュアル・アート作品です。体験者はバーチャルな弾丸およびビームを物理的な物に向けて発射し、それが当たると物理的な音が鳴り、同時にバーチャルビジュアルエフェクトが生成されます。

また、バーチャルな弾丸は物理的なオブジェクトと同じように壁や物に当たると跳ね返り、ビームは物理的なオブジェクトを貫通するといった、様々なオーディオビジュアルを体験することがでるとのことです。

応募者:中川研究室(名古屋市立大学芸術工学研究科) 薗部健氏・中川隆

Shadow after Shadow

https://www.youtube.com/watch?v=zN9YBAKRErg

Shadow after Shadow」は身体拡張をテーマにしたVR作品です。体験者は三次元音響を持ったオブジェクトを追いかけるように身体を動かすことで、数々の影が空間に表現されます。「人の空間の認知と身体感覚の操作を通じて、新たな空間体験を構築」しているとのことです。

応募者:RCA-IIS Tokyo Design Lab / 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 磯部宏太氏

VRクリエイティブアワード2019 授賞イベント概要

開催日

2019年8月25日

場所

東京都千代田区神田駿河台4丁目6
デジタルハリウッド大学

受賞賞金

最優秀賞(総合):10万円

ビジネス部門
優秀賞:5万円
大川ドリーム賞:5万円

・学生部門
優秀賞:5万円
デジタルハリウッド賞:3万円

参加費

一般:3,000円
作品応募者:無料

申し込み

https://award2019.peatix.com/

公式サイト

http://vrc.or.jp/award2019/

(参考)VRクリエイティブアワード2019