古都である京都では、着物を着た人をよく見かけるが、実際のところ着物で街を歩いている人のなかには大勢の外国人が含まれている。日本の伝統衣装である着物を着た日本人は京都で見れば多くはないと言えるだろう。中国メディアの捜狐は18日、「中国人女性は日本旅行で着物を着たがるのに、なぜ当の日本人は着物を着ないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、旅行先では地元ならではの体験をしたいものだが、外国人女性にとって日本で着物を着ることがまさにそれだと紹介。そんな外国人を対象に、京都などの観光地では、多くの着物レンタル店があり、どの店も非常に繁盛しているようだ。記事は、華やかで優雅で精緻な着物は、特に中国人女性の興味をそそっていると伝えた。

 中国人をはじめとする多くの外国人が日本に来ると好んで着る着物だが、なぜ地元の日本人が着ている姿はあまり見られないのだろうか。記事の中国人筆者は、日常使いにするには「着るのが面倒で、繊細な布なので扱いも難しい」からだと説明している。そのうえ、長い時間着るなら洋服のほうが楽だと分析した。

 確かに、普段から着物を着る日本人は最近ではめっきり少なくなったと言えるだろう。しかし、七五三成人式、結婚などの重要な場面では今でも着物を着る人が少なくない。それに、「インスタ映え」する華やかさもあり、日本人としては伝統的な着物を着る機会をもっと見つけていきたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

京都で見る和服女性は外国人ばかり? 日本人はなぜ着物を着ないの? =中国メディア