同じ職業でも、国や地域によって人気の高さが違い、仕事の方法にもお国柄が出るものだ。中国メディアの今日頭条は17日、ある日本人による「中国とドイツ電気工事士の比較」を紹介する記事を掲載した。

​ 記事はまず、ドイツ電気工事士について紹介。中国では、ドイツ製のものは質が高くて信用できると非常に人気だ。自動車市場でもドイツ系は日系と人気を二分するほどである。記事は、ドイツは「技術を重視する国なだけあって電気工事のレベルも高い」と伝えた。

 その理由について、電気工事の仕事をするには、「専門的な教育」を受ける必要があるためではないかと分析している。卒業するにも実習を数多くこなさなければならず、誰にでもできる仕事ではないことを指摘している。「ドイツ電気工事士は給料が高いが、それだけの理由があったようだ」と伝えている。

 中国については、中国の電気工事士は「トラブル発生時に呼ばれる」ので、1つ1つ検査して仕事が「細かい」という意見を紹介。そのため、中国の電線は長く使用できると自画自賛した。中国人としては、ドイツ人と並べて比べられたことが誇らしかったのかもしれない。

 ただ、おおらかな中国人の仕事ぶりは、全体的に細かさが足りないというのは一般に言われていることだ。中国では電線トラブルで突然停電になることも珍しくはなく、「中国の電線が長持ちする」というのが事実なのか疑問ではあるが、ドイツのように専門学校を出ているかよりも手先の器用さが重視されるのは間違いないだろう。この点、日本は資格がなければ電気工事に携わることができず、豊富な知識も必要になる。教育を受けているという点では、日本はドイツと同じくより安心できるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本人が中国の電気工事士は「仕事が細かい」って評価しているぞ=中国メディア