煽り運転が問題視されだして、さらに煽り運転での検挙も桁違いに増えている昨今、今まではただのマナーの悪い人だったのかもしれませんが、最早危険運転として世間的にも認知されたと言えるでしょう。そんな問題の煽り運転にあなたがもし遭遇してしまったら...最悪、こんな事になってしまうことも。

正当防衛との判例が出来た。

引用元:朝日新聞デジタルhttps://www.asahi.com/articles/ASJ9J5W3XJ9JUTIL04F.html

判決によると、山田被告は2014年11月5日午後4時ごろ、町田市内の交差点乗用車を運転中に大学生の男性(当時23)とトラブルになり、男性が被告の車内に手や顔を入れていたのに車を発進させ、後輪で頭などをひいて死なせた。判決は、男性が激高していた状況を考慮すると、山田被告が防衛行為に出なければ殴られるなどの危険性があったと指摘。「車の発進、加速という行為以外の回避手段をとることは困難。やむを得ず身を守るために許される範囲内の行為だった」と述べた。

コレはかなり極端な例でしょうが、煽り運転をしてきた方が激高して車を降り、煽り運転されていた方に暴行しようとしていた際に、車を発進させた結果不幸な事故が起こってしまった模様。煽っていた男性に対しての防衛行為を回避するために行った、とされた。このパターンでも煽り運転をされていた(轢いてしまった側)の方は正当防衛で無罪が成立したという判例が出来たとのこと。

勿論、轢いても良いなんていう意味ではない

あくまでも地方裁ででた判決なうえ、この加害男性は「元会社員」となってしまっています。被害者が死亡したことは自業自得の正当防衛という判決ですが、事故とはいえ轢いて人を殺害してしまったという心の傷とは一生付き合っていかねばならないという側面もあります。

もしも

つき飛ばすくらいであれば当然正当防衛となりますが、その際に追い越し車線で轢かれてしまうと、その轢いてしまった車の全く無関係な運転手が罪に問われる可能性も出てくるかもしれません。

当然ですが、煽り運転なんてことをする未熟な人とは関わらない方が良いので、一番良いのは110番通報することかもしれません。

画像掲載元:写真AC



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