鳥栖で半年間共闘したGK権田が感謝 「本物のプロフェッショナルを間近で…」

 サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、23日のJ1リーグ第24節ヴィッセル神戸戦を最後に現役から退く。引退試合を前日に控えたなか、日本代表GKが自身のインスタグラムを更新し、2ショットとともに長文でトーレスへの思いと感謝を綴っている。

「今日がフェルナンドの現役最後の練習だけど周りがどれだけ盛り上げて慌ただしくしても、いつも通りにしっかり練習前も練習後もジムで入念に準備とケアをするんだろうな!」

 そう綴ったのは、ポルトガル1部ポルティモネンセの日本代表GK権田修一だ。トーレスが鳥栖に加入した2018年夏から半年間共闘。チームで唯一リーグ戦全試合にフル出場した権田はチーム内MVPに選出される活躍を見せてJ1残留に貢献し、19年1月にポルティモネンセ移籍が決まった。

 トーレスと半年間ともに練習し、試合に臨んだ経験を持つ権田はスペインストライカーに対して敬意を表し、「それをずっと当たり前に続けて来たからトップレベルで長くプレーできたんだろうし、結果を残し続けられたんだと思う」と称える。

「半年間しか一緒にプレーできなかったけど、本物のプロフェッショナルを間近で感じる事ができて幸せでした。サッカー選手としても人としても尊敬できる最高のお手本です」

 感謝の念を示した権田は自身のインスタグラムに1枚の写真を投稿。186センチのトーレス、187センチの権田と長身2人が肩を組んで笑みを浮かべている2ショットを添え、「日本に来てくれて本当にありがとう。最後の勇姿楽しみにしています!」と期待を込めた。

 トーレスの引退試合は、鳥栖の本拠地・駅前不動産スタジアムで19時30分キックオフ予定。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを擁する神戸を迎え撃つなか、Jリーグ史に残るゴールが生まれるだろうか。(Football ZONE web編集部)

サガン鳥栖FWトーレス【写真:荒川祐史】