ベッドNelliSyr/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

酒に酔い寝たはずが、友人が恋人と眠るベッドに忍び込んでしまったというある男性。このほど本人の「無罪です」という主張が認められ、その意外な理由に注目が集まった。

■酔ったまま友人宅へ

2017年のこと、20代の英国人男性が友人とクラブに出掛け楽しんだ。そこで酔った男性は、自宅に戻らず友人宅へ。

空いている部屋に泊まることにし眠りについたはずが、なぜか立ち上がり、友人とその恋人が眠っている寝室に侵入。ふたりが眠るベッドにそっと入り込み、女性の下半身に手を伸ばしたという。

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■恋人の絶叫で目覚めた友人

何も気付かず眠っていた友人だが、陰部を触られた友人の恋人は異変に気付き愕然。

パニック状態となり絶叫し、恋人の名を叫ぶなり「強姦されそうになった!」と大声を張り上げすぐに通報したという。

■就寝前の行動も争点に…

裁判を起こされた男性は、この事件を起こす数時間前にはデートアプリで女性を物色。

さらに恋人の友人にもアプローチしていたことも争点となったが、医師の診察を受けたところ睡眠時随伴症(パラソムニア)であるとの診断が下ったとのこと。

睡眠中に起こる異常行動が特徴であることから本人も「夢をみていると思っていた」と話し、無罪を主張していた。

またこの男性は子供の頃から睡眠中の異常行動が何度かあったことが判明し、陪審員は「無罪」と判断。それを知った男性は安堵もあってか、「裁判所でむせび泣いていた」と英メディアは報じている。

■今後の見通し

友人の恋人を指でもてあそんだものの「意識はなかった」とする男性につき、裁判所も「稀なケース」として判断には苦労したとのこと。判事によると、今のところ選択肢は2つ。専門家のアドバイスを待ち病院での治療を命じる、もしくは何も命じず無罪放免とする予定だという。

また同裁判に関わった医師団は男性につき「治療は可能」「そして治療を受ける必要がある」と判断しているといい、9月には最終的な決断が本人に伝えられる。

この男性は過去には睡眠中に友人の男性器をつかもうとした事もあるというから、治療で治るのであればそれに越したことはないだろう。気になる友人カップルとの今の関係については明かされていない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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