このほどカナダで幼い女の子が警察から違反切符を切られたが、おもちゃの車を運転するその子と2人の警察官のやり取りが人々の心を温かくしている。女の子にとっても忘れられない出来事になったであろうストーリーを『Global News』『CTV News』などが伝えている。

カナダのケベック州サン・ジェロームに住むヴェロニカ・フォルタンさん(Veronique Fortin)が今月15日、Facebookに投稿した写真が人々を笑顔にしている。写真にはヴェロニカさんの6歳になる娘メロディーちゃんが、歩道でおもちゃの車を運転している姿がある。この時ヴェロニカさんは、メロディーちゃんと公園から自宅に戻る最中だった。

しかし写真には、メロディーちゃんが運転する車の後ろにマウンテンバイクでパトロール中のサン・ジェローム警察の警察官2人が彼女の様子をうかがっていた。どうやらメロディーちゃんは、車を運転しながら携帯電話で会話していたが、大人も顔負けの交通違反に警察官が目を光らせたようだ。

2人の警察官はメロディーちゃんを呼び止めて職務質問をしたが、メロディーちゃんはそれが楽しくて仕方がないらしく始終笑いっぱなしだったという。そして彼らはメロディーちゃんに違反切符を切って渡したのだが、そこには罰金金額が記入されておらずジョークとして渡したもようだ。

この時の様子を、ヴェロニカさんは次のように話している。

警察官2人はとてもフレンドリーで、優しくメロディーに接してくれました。また次の日も2人に会ったのですが、彼らはわざわざメロディーに挨拶をするために来てくれたようです。」

この警察官2人とメロディーちゃんのやり取りに、多くの人がほっこりしたようで「これは本当に面白くってかわいいね」「彼女には良い思い出となったね」、さらに「なんて粋な警察官なんだ」「2人の警官がしたことは本当にかっこいいね」と警察官に対する称賛や、「6歳でアウディ携帯電話か…」という冗談交じりのコメントも見受けられた。

また、メロディーちゃんの父親ラフィ・チェルケジアンさん(Raffi Tcherkezian)は、偽の違反切符をメロディーちゃんの部屋の壁に飾っていることを明かし、実際に車を運転する時期が来たら運転中の携帯電話の使用は違反であることをその違反切符を見せながら教える予定だと話している。

画像は『Veronique Fortin 2019年8月15日付Facebook「Je voudrais dire un gros “Merci” au 2 policiers en velo de la Police de St-Jerome d avoir pris quelques minutes pour faire bien rire ma belle petite Melodie avec toute cette petite mise en scene … 」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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