7月から8月にかけて全国の自衛隊駐屯地で行われた納涼祭が、令和元年度も終わりを迎えようとしている。21日には埼玉県熊谷市航空自衛隊熊谷基地で納涼祭が開催されていたのだが、残念ながら当日は雨模様となっていた。

■突然のアナウンス

会場はさまざまな店が出店しており、来場者もかなりの数。小雨の中ながらみんな納涼祭を心から楽しんでいる様子だった。

そんな中、突然自衛隊から「雨は10分程度で降りやむ予定です」というアナウンスが。ええっ!? 今雨降ってるんじゃないの!?

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■テントへ避難した来場者への対応もバッチリ

そんなことを考えながら少しの時間が経過すると、なんと小雨どころか屋根のあるところに行かないとすぐびしょ濡れになるレベルの雨が!

来場者は自衛隊が休んでいたテントへ一直線に避難したのだが、ブルーシートの上で宴会をしていた隊員と思われる人たちは「靴で入っていいですからね!」と、即座に机を動かして来場者を迎えてくれたのだ。

さらにベビーカーで来た人もそのままテントへ入れてくれ、記者が見る限りでは傘を持っていた人や雨に濡れても平気なちびっ子以外は、あふれることなくテントへ一時避難することができていた。

■その後は予定どおり進行

さらに驚いたのは、その後アナウンスであったとおり、本当に10分程度経過すると雨が嘘のように晴れ、盆踊りや打ち上げ花火が予定どおり行われたこと。

天気予報から雨天での来場者の避難まで難なくこなす自衛隊、さすがとしか言いようがない…以前しらべぇ取材班は熊本での震災が起きたときに避難所で自衛隊の活動を見たが、それを思い出させる手際の良さだ。

普通のお祭りなら絶対にありえないレベルの素晴らしい対応を最後に見せてくれた自衛隊駐屯地での納涼祭、いまから来年も必ず行こうと思えるぐらいスゴい出来事であった。

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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男

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