ハンブルガーSV(HSV)は22日、FW伊藤達哉のジュピター・プロ・リーグのシントトロイデンに移籍することをクラブ公式サイトで発表した。

 伊藤は、ディーター・ヘッキング新監督のもとでトップチームから外されたため、出場機会を求めてベルギー移籍を決断したようだ。ヴィッセル神戸に移籍したDF酒井高徳に続いて、HSV退団が決まった。

 ディレクターのヨナス・ボルト氏は、伊藤の移籍について、「タツヤは2020年の東京オリンピックに出場するという明確な目標を持っていて、それを叶えるため、そしてさらなる成長を遂げるために、可能な限り高いレベルでの出場機会を必要としていた。我々がその出場機会を与えることができなかった」と説明。「彼の新たな挑戦と目標達成に向けて、幸運を祈っている」とエールを送った。

 現在22歳の伊藤は、2015年に柏レイソルからHSVに移籍した。セカンドチームで32試合に出場し、1ゴール12アシストを記録。トップチームでは37試合に出場した。

シントトロイデン移籍が決まった伊藤達哉 [写真]=Bongarts/Getty Images