追越し運転(gyro/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

あおり運転男」の逮捕などで、連日議論の対象になっているあおり運転という行為。命を危険にさらす理不尽な行ないに怒りを感じるとともに、「自分がいつ被害者になるのか……」と不安になっている人も少なくないだろう。

そんな中、バーチャルユーチューバー懲役太郎が自身のYouTubeチャンネルにアップした動画が注目を集めている。

■懲役太郎とは

懲役太郎は「前科3犯、(称呼番号)893番、懲役太郎です。」というフレーズで人気上昇中のバーチャルユーチューバー。「刑務所に服役中であり、職業訓練の一貫として、ユーチューバー活動をしている」という設定だ。

裏社会や反社な人々の生態、刑務所拘置所事情などに詳しいことが特徴で、自身の実体験に基づいていると思われるディープな動画をこれまでに多数アップ。

タピオカ屋が反社会勢力シノギになる理由」「身内が逮捕されたときに役立つ『パクられお泊りセット』の紹介」「刑務所で使える喧嘩テクニック」など、濃い内容のテーマを、独特な質感の声で軽妙に語っている。

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■「ヤンキー車」はあおり運転されない?

生放送配信を切り抜く形で、「あおり運転されない方法」を語った懲役太郎。これまでに何台も何台も車に乗ってきたという彼だが、あおり運転されない方法は「ヤンキー車にしてしまう」ということらしい。

具体的に言うと「ホイールを変えて車高を下げて、後ろに羽をつける」「車高を落として、タイヤの幅を変えて、マフラーを変える」などの方法で、実際に彼がかつて国産車のマフラーを変えていたときは、あおられることが一切なかったという。

なお、これは女性や普通の外見の人にも有効だそうで、「女性でも普通の人でも、(車の)形が異様になってくると、(あおり運転する側も)『近づいてはいけない』となってくるみたいです」と語る。

■「子供乗ってますは危険」との持論も

一方、あおり運転されないという観点で「絶対にやめたほうがいい」と考える車もあるよう。それは「子供が乗ってます系」の車だ。

その理由は、世の中には「『子供が乗ってます→安全運転してる→遅い→邪魔くさい』と考える人がいる」というもので、「子供が乗っているから優しくしてあげよう。初心者マークの運転だからわかってあげよう……なんていう人ばかりではない」と説明した。

■共感の声相次ぐ

あおり運転する側の気持ちがまったくわからない人にとっては「そんなことで?」と思ってしまいそうな、今回の方法。

しかし、コメント欄では「たしかに外車はあおられない」「軽と1000万超で周りの対応がかなり違った」「たしかにヤバそうな車は自分も避けてしまう」など、実体験をふまえて共感する人の姿も確認できる。

「この時期ならタトゥー柄のアームスリーブして腕窓の外に出しながら運転してるとあおられないわ笑」

「要は弱そうな奴を狙うっていうことですね。典型的な中学生レベルのいじめっ子」

「軽と1000万超の車乗ってるときの周りの対応はかなり違ったなぁ」

「訳わかんねぇ変な左ハンドルの外車に乗るのが一番だよ。何故か外車はあおられない不思議」

「もそっと酷い話になりますが、『子供乗っています』系のステッカーを張ってるのとかを見て。攻撃的な人間は、『ああ、こいつは反撃してこない安全な奴だ』と見定めて攻撃してきます。かなり醜悪な行為と精神ですが、その醜悪さを自覚出来ないからこそ、そういう行為をしてしまうんだろうなぁと…」

■7割以上が免許剥奪に賛同

あおり運転男」は、常習的にあおり運転を行なっていたとされる。凶器になりえる車に乗る資格があると言えるのかと、疑問に思う人もいるだろう。

ちなみにしらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,732名を対象に、あおり運転で逮捕された人をどう扱うべきかについて調査を実施。その結果、全体の71.4%が「あおり運転で逮捕された人は免許を剥奪されるべきだと思う」と回答した。

あおり運転

「なぜ、あおり運転する人間のためにそんな対策をしないといけないんだ」と思う人もいるかもしれないが、少しでも被害者になる可能性を下げたいという人は、参考にしてみてもいいのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・宝田洸太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の男女1732名(有効回答数)

“あおり運転されやすい車の特徴”が話題 「絶対にやめたほうがいい」