運転(imtmphoto/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

北海道札幌市青森県八戸市山形県山形市などの小中学校は、既に夏休みが終了し、新学期がスタートしている。そんな中、中3生が被害にあう事件が発生。しらべぇ取材班は、警視庁と教育委員会を直撃した。

■「体を触って」と女子生徒に要求

警視庁東大和署は21日、わいせつ目的誘拐の疑いで東京都東村山市本町の会社員の男(50)を逮捕したと発表。

容疑は7月9日午後9時50分ごろ、東京都武蔵村山市の路上で、帰宅途中の女子生徒に「聞きたいことがあるから車に乗って」と誘い、ワンボックスカーで連れ去った。その後同市内の駐車場で、「下半身を触って」と女子生徒に要求したが拒否され、約10分後に解放したもの。

女子生徒が父親に被害を訴え、父親が110番し、車の特徴から男が浮上したという。調べに対して、「わいせつ目的ではない」と容疑を一部否認している。5月以降、同市や隣の東大和市で帰宅途中の女性が車に乗った男から声を掛けられる事案が相次いでおり関連を調べる方針だ。

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■「日頃から注意喚起を行っている」

東大和市教育委員会は、しらべぇ編集部の取材に対して、

不審者情報は、警視庁から送られて来るメールで、各学校、教育委員会が共有している。その都度児童・生徒には注意喚起を行っているところ。

変質者は、季節に関係なく、1年中出没している。緊急の場合は、集団登校や保護者にに迎えにきてもらう措置を講じる。青色防犯パトロールも強化している」

と述べた。

■「基本の徹底が重要」

ネット上では、「見知らぬ人の車には絶対に乗らない」ということの徹底が、改めて必要だという意見があがっている。

「知らない人の車に乗るということは、命も失う可能性があるということを認識してほしい」

「被害にあった中学生は、この事件を一生忘れられないだろう」

「この犯人の罪は重い、他にも何かやってそうだ」

「こういった性犯罪者の為にも、切り落としてしまう法律を作るべきだろ」

全国的に変質者や露出狂の出没が相次いでいる。「あやしい誘いには絶対に乗らない」という指導を学校で、そして家庭で徹底していく必要があるだろう。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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