出産し対面した我が子に異変があれば、親として尋常ではいられないほど心配になることだろう。このほどイギリスで帝王切開で出産した母親も、我が子の鼻に奇形があると医師から聞かされて心配したが、その原因について別のところにあると主張している。『New York Post』『Mirror』などが伝えた。

ノーフォーク州ノーリッチ在住のアンバーウラードさん(Amber Woollard、23)は昨年4月15日ノーフォーク・アンド・ノーリッチ大学付属病院で帝王切開により娘のバレンチちゃん(Valenci)を出産した。

そのバレンチちゃんは誕生後、助産師によってすぐに別室に連れていかれた。後にアンバーさんは「赤ちゃんは顔に奇形を持って生まれた」と告げられたそうだ。バレンチちゃんの鼻の下には、およそ2インチ(約5センチ)程度の切り傷のようなものがあった。

この傷について医師からは子宮内にいる時にできたものと説明されたが、アンバーさんは帝王切開の際にメスで切られたことによりできたものではないかと疑問を持っていた。アンバーさんによると、後に助産師と外科医から「傷は子宮内でできたものではない」と告げられたそうだ。アンバーさんは今の心境を次のように話している。

「病院側の安易な対応は、非常に深刻な問題だと思っています。私の大事な娘は一生、この傷とともに生きていかなければならないのです。今回のことで、私は病院側に対する信頼を全く無くしました。もう彼らを信用することはできません。」

またアンバーさんは、バレンチちゃんが成長していくうえで顔の傷が原因で問題が起きるのではないかと心配している。

「娘が学校に行き他の子供達と遊ぶようになった時、周囲から『顔の傷どうしたの?』と言われるかもしれません。それは娘にとっても悲しいことです。」

後に病院側では「顔の傷が帝王切開時によるメスで傷ついたものとは非常に考えにくい」と声明を出しており、同病院のスポークスマンは次のように述べた。

「私達はウラードさんの娘さんが、顔に傷を持って生まれてきたことを残念に思っています。そして我々はウラードさんに、娘さんの傷はメスによるものではないことを説明させて頂きました。更なる質問や懸念がある場合は再度、ウラードさんにご納得頂けるよう話をするつもりです。」

しかしアンバーさんは同病院を信用することができず、他の病院でバレンチちゃんの顔の傷を最小限に抑えるための外科手術を3回にわたって受ける予定とのことだ。

画像は『New York Post 2019年8月19日付「Mom believes baby was slashed with scalpel during C-section」(Amber Woollard / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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