ヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフ1stレグのトリノvsウォルバーハンプトンが22日に行われ、2-3でアウェイのウルブズが勝利した。

予選3回戦ベラルーシのシャフタル・ソリゴルスクを2戦合計6-1で下したトリノは、ベロッティやザザ、アンサルディ、GKシリグら主力を順当に先発で起用した。

一方、予選3回戦アルメニアのピュニクに2戦合計8-0と大勝したウルブズは、19日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦から先発を4人変更。ネヴェスやホニー、ドハーティ、R・ベネットに代わりアダマ・トラオレ、ヴィナグレ、サイス、ヘスス・バジェホを先発で起用した。

立ち上がりから一進一退の展開となる中、20分にトリノがチャンスを迎える。左FKの流れた球をボックス右で拾ったイッツォがクロスを入れると中央のエンクルがヘディングシュートで合わせたが、これはGKルイ・パトリシオの好守に阻まれた。

トリノは39分にも、バイタルエリア左でボールを持ったアンサルディのクロスをゴール右手前のイッツォがヘディングシュートで狙ったが、これもGKルイ・パトリシオがファインセーブで弾き出した。

守護神の好守に応えたいウルブズは43分、バイタルエリア左で獲得したFKからモウティーニョがクロスを供給すると、ゴール前で競り合ったブレメルのオウンゴールを誘発し、ウルブズが先制に成功した。

迎えた後半、先にチャンスを迎えたのはリードするウルブズ。60分、ボックス右から仕掛けたアダマ・トラオレのマイナスを折り返しをジョッタが左足で流し込み、追加点を奪った。

リードを広げられたトリノだが、すぐに反撃。62分、敵陣でのボール奪取から左サイドでパスを受けたアンサルディのクロスを供給。これを逆サイドから走り込んだデ・シルベストリが頭で叩き込み、ゴールネットを揺らした。

1点を返されたウルブズは、69分にジョッタを下げてペドロ・ネトを投入。すると72分、敵陣中盤でボールを受けたヒメネスがドリブルで中央を突破。GKとの一対一も冷静に制してゴール左隅にシュートを流し込んだ。

このまま試合終了かと思われたが、トリノは87分にベロッティがボックス内でヴィナグレに倒されてPKを獲得。このPKをベロッティがど真ん中に決め、1点を返す。

さらに後半アディショナルタイムの91分には、ベロッティのロングシュートがゴール右隅を捉えたが、これはGKルイ・パトリシオが好セーブで阻む。

結局、試合はそのまま2-3で終了。ウルブズが来週ホームで行われる2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にしている。

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