いつの時代も、新しい文化やトレンドを生み出すのは女子中高生を中心とする若者たち。中でも彼女たちによって生み出される略語はつねに、その時代を象徴する流行語となっています。古くは「ナウい」なんて言葉が生み出され、そして今では死語に。かと思えば、その対義語である「ダサい」は今でもしっかり生き残っているのが面白いところです。その後の女子高生ブームでは、「チョベリバ」「チョベリグ」なんて言葉もありました。

「了解」は「りょ」に略された後、さらに進化していた

そんな若者たちの略語や流行語、現代の時代ではどんなものが生み出されているのでしょうか?今回ご紹介するのは日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリSimeji」が、10代女子ユーザーを対象に調査した、よく使う略語のランキングです。ではさっそくチェックしてみましょう。

4位「とりま」は「とりあえず、まあ」の略、7位「フロリダ」は「風呂入るので(会話から)離脱する」の略。一方6位「それな」は略語ではなく、「確かにそうだよね」といった同意を表す言葉。8位の「おけまる」は「OK」のことで、むしろ長くなっています。

まず堅実女子でも意味を把握してそうなのが、2位の「パリピ」。これはもともと「パーティピーポー(Party People)」をネイティブ読みした「パーリーピーポー」の略語で、秋になるとハロウィンコスプレをするような、あらゆるイベントを全力で楽しむ人たちの総称として使われています。また3位の「タピる」は、大流行中のタピオカリングを飲むこと。これも最近はメディアで使われることが多い略語です。

が、意味が分からない人が多そうなのが1位の「り」。これは「了解」の略語で、主にLINEなどのSNSでの返信に使われます。ちなみに「了解」の略語として以前は「りょ」が広まっていたそうですが、これが今ではさらに略して「り」となったそうです。

2文字縛りの略語ランキングには、2ちゃんねる用語の影響も?

さらに同調査では、同じ略語でも“2文字縛り”に限定したランキングも発表。こちらはさらに堅実女子が知らなそうな言葉のオンパレードとなっています。

4位「そま」は「それまじ?」の略、5位「あざ」は「あざっす(ありがとうございます)」の略、7位「なる」は「なるほど」の略、9位「ちな」は「ちなみに」の略、10位「じお」は「時代遅れ」の略です。一方8位「よき」は略語ではなく「良い」という意味だそう。

1位は「あね」。先ほどのよく使う略語のランキングでも5位に入っていますが、こちらは「あーなるほどね」の略だそう。どうやらオールマイティーに使える相槌として重宝している10代女子が多いようです。2位は「おつ」。これは「お疲れ様」の略ですが、かつて2ちゃんねるが全盛だった時代に「乙」という略語があったことを覚えている人も多いのではないでしょうか?

そしてちょっと変則的な略語となっているのが3位の「くさ」。こちらは「(笑)」をあらわす「wwwwww」の略語ですが、「乙」と同じく2ちゃんねる全盛時代によく使われていました。文字の形が草に似ていることで現在では「くさ」に進化。活用例としては何か面白い発言の後に「くさ生えるwww」などと使います。また同じく6位の「すこ」も、ネット文化が誕生の背景にある略語。こちらは「好き」という意味ですが、もともと有名なゲーム実況者ファンの方がキーボードで「suki」と入力する際、「suko」と入力してしまった事で使われるようになったといわれています。つまりこれ、よく考えれば略語ではなくネットスラングなのです。

電車の中など短い時間でSNSをやるとき、略語は便利そうですね。

昔とは違い、現在の略語は話し言葉よりもむしろ、SNSで文字を打つときに使われることが多くなっています。文字を打つ時はできるだけ簡単なほうが楽なので、略語は次々と登場し、進化している模様。そして一昔前のネット文化がしっかり継承されているのも、なかなか胸熱ですね。ちなみに胸熱もネット発の略語ですが、もう古いのでしょうか?

【調査概要】
調査主体…バイドゥ株式会社
集計期間…2019/7/18~2019/7/26
有効回答数…10代女子8,282

関連画像