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北海道では先週、先々週と、ともに金曜日に一日で100ミリを超える大雨が降っていますが、
今日(23日)の北海道も、低気圧や前線の接近に伴って大気の状態が非常に不安定になり、大雨となる所がある見込みです。
太平洋側では明日(24日)午前6時までの24時間で最大120ミリの雨が予想されており、北海道は3週連続で100ミリを超える大雨となりそうです。

一日100ミリ超 今月は2度とも金曜日

今月の北海道は各地で雨の量が多くなっており、北海道の降水量の地域平均平年比は、8月上旬が157%、中旬が159%と、平年の1.5倍ほどの雨が広く降っています。
9日金曜日には上川地方の幌加内126.0ミリなど、道北や道東方面で1日100ミリを超える雨が観測されました。
その一週間後の16日金曜日には道南方面を中心に大雨となり、胆振地方の登別市カルルスで日降水量は135.0ミリとなりました。
今月に入ってから1日100ミリ以上の雨が観測されたのはその2日間で、2週続けて金曜日に降っています。

今週も金曜日に100ミリ超か

今週の金曜日である今日23日も、太平洋側で100ミリを超える大雨となる恐れがあります。
日本海にある2つの低気圧が北海道へ近づく影響で暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、大気の状態が非常に不安定になります。
雷や竜巻などの激しい突風を伴って雨が激しく降る恐れもあり、落雷や倒木による停電、急な激しい雨による低地の浸水、道路の冠水などに注意が必要です。
また、東から南よりの風が強まるため、その風が当たる太平洋側の山の南東側斜面で雨の量が多くなりそうです。
特に日高山脈周辺では明日午前6時までの24時間で降る雨の量が最大で120ミリに達する恐れもあります。土砂災害や河川の増水などにも注意するようにして下さい。

週末 雨がやんでも注意を

明日から明後日にかけても日本海側を中心に雲が広がりやすく、雨の降る時間もありますが、今日ほど強い降り方にはならない見込みです。太平洋側では次第に雨がやみ、晴れ間の出る地域もありそうです。
しかし、今日の大雨の影響が残り、地盤が緩んでいたり、水位が高く流れの速い川などが残る恐れがあります。週末の外出や行楽の際は、そうした危険な場所にはなるべく近づかないよう心がけて下さい。

今週も… 週末を前に北海道で大雨