ジャーナリストのインタビューマン山下が8月20日放送の「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ系)に出演し、闇営業騒動で吉本興業から契約を解消された雨上がり決死隊宮迫博之の現状などを語っている。

 インタビューマン山下はかつてお笑いコンビ・ジャリズムとして活動していた元吉本芸人で、渦中の宮迫とはおよそ25年の付き合いがあることから、「グッディ」にはコメンテーターとしてたびたび登場し、宮迫本人からの情報など、他メディアが伝えられない貴重な情報源として活躍中だ。

 現在の宮迫の現状については「ボランティアに行く以外は引きこもっていて、5キロも痩せたそうです」とし、十八番である料理の特技を生かした“子供食堂”なるプロジェクトを進めているという宮迫の最新の構想も伝えている。

「インタビューマン山下は頻繁に宮迫と連絡を取り合っているとしながらも、宮迫が吉本興業と復縁するのか、それとも他の事務所の門を叩くのか、といった繊細なテーマなどにおいては『これは私個人の推測ですけど~』などと前置き、宮迫の今後や去就について憶測で話す場面も多々ありました。後にこれを知った宮迫本人から『憶測で喋んなや』と注意を受けたことも番組内で明かし、影響力の大きな情報番組でペラペラと自身の進退について話す山下に対して、宮迫が嫌悪感を覚えていることを窺わせる一幕もあったようです」(テレビ誌ライター)

 しかし、現在では宮迫は後輩の山下を巧みに利用し、「グッディ」での間接的な発信に繋げているとも解釈できる。

「宮迫からすれば、世間に最も伝えたいことは自身が猛省の日々を過ごしているという点であり、ボランティアに励んでいることや5キロも痩せるほどに心労が続いていること、そして子供食堂の構想などを自身のツイッター発信ではなく、山下に発信させることで、世間からの心象を上げることができています。宮迫本人がSNSで『今日もボランティア頑張ってます』や『5キロも痩せました』などとツイートすれば、すかさず“アピールするな!”や“そんなことは自分で発信することじゃない”などのリプライが飛んでくることは目に見えていますからね。憶測で進退をペラペラと喋っていた山下に当初は怒りを覚えながらも、その後は山下を巧みに『グッディ』での発信役にすり替えた点はさすがの処世術といったところかもしれません。山下も一見公平な立場で今回の騒動を語っているように見せていますが、結局は宮迫側の人間であり、彼とは25年来の付き合いがありますからね。宮迫の印象が良く抵抗はないでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 現在は事実上のフリーの身となり、会見を開くことにも苦労する宮迫にとって、「グッディ」という全国規模での情報発信を間接的に可能とする山下との関係性は、今後も大きな意味を持つことになりそうだ。

(木村慎吾)

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