勝又健志(連盟)はグループB・2位、準々決勝A・1位、準決勝A・1位通過と安定した戦いを繰り広げ、自身初となるファイナル(決勝)の舞台に駒を進めてきた。

 8月25日から放送開始となる決勝メンバーは、内川幸太郎(連盟)、佐々木寿人(連盟)、藤崎智(連盟)と全員がMリーガーで、9月30日に開幕となるMリーグ2019の前哨戦とも言える。「準決勝が終わって決勝メンバーが決まってからは、どういう戦い方をするのが優勝に近づくのかということばかりを考えていました」と準備に余念はない。

 勝又の準備とは、対局シミュレーションを指す。「3人が3人とも別々の持ち味を持っていて、僕は普段の戦い方で、相手の持ち味を消すことを意識して戦っているんですけど、ちょっと今回は難しいのかなとは思っています。全員が攻撃型であれば、攻撃しづらい局面を作っていけばいいんですけど、攻撃型の寿人さんを潰しに行ったら、守備型の藤崎さんの持ち味が発揮されてしまうかもしれない」と予測。そのため大きなトップを積み重ねるのではなく、自身の持ち味である平均着順を意識した安定感のある麻雀で「いい位置につけて行って、最後5戦目か6戦目で勝負」と考えている。

 シミュレーションを積み重ねて来たことで、決勝に向けた様々なパターンは想定できている。だが相手の持ち味を消すことは難しいと行き着いたため「序盤から作戦をやっていくのではなくて、簡単に言うと1位のポイントを持っている人がやりづらい展開を作っていくしかない」とシンプルに捉えている。

 決勝は6回戦で行われるのだが「僕はもしかしたら1回戦の南場ぐらいからマークが始まるかもしれない」と早い段階で展開を見極めていくことも想定している。

 相手の持ち味を消しながらも自分の持ち味を出す。だからこそ「いいところを出せた人が優勝出来るのかなとは思ってます」とRTD初制覇に向けて、あらゆる策を講じていくつもりだ。【福山純生(雀聖アワー)】

※連盟=日本プロ麻雀連盟

◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグWHITEBLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール

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勝又健志、RTD初優勝へ「最後5戦目か6戦目で勝負」/麻雀・RTDトーナメント2019決勝