埼玉県企画財政部改革推進課は8月21日IoT・AI等を活用した「スマート保育園モデルの実証実験を行うと発表した。

IoTおよびAIを活用した保育現場支援のトータルソリューションを提供するユニファ(愛知県名古屋市)と連携して、川口市と戸田市の保育園10カ所で、2019年9月から2020年2月まで実験をする。

忙しい保育士の業務をIoT、AI等で効率化することで、保育士の業務負担軽減と保育の質向上等を目指す。

業務効率化で、保育が抱える問題を解決へ

保育の現場では現在、人手不足や保育の安全性の確保など、喫緊の課題が山積みとなっている。そのような中、保育士の業務は午睡時の体動記録や日誌作成など手作業による事務が多く、保育士の負担になっている。

そこで、これらの業務をIoTやAI等で効率化することで、保育士子どもと向き合う時間に集中できる環境を整え、人手不足の解消や保育の質の向上を図る実験を行うという。

埼玉県が設置している、民間企業等から事業の発案や改善提案を広く募集する「Saitama-Collaboration-LoungeSai-Co-Lo/サイコロ)」の一環として実施する。

出典元:埼玉県企画財政部改革推進課プレスリリース

出典元:埼玉県企画財政部改革推進課プレスリリース

AIやIoTで見守りや日誌作成

実験では園ごとの実情に合わせ、子どもの健康状態の異変を早期検知する「見守りAI」、効率的に日誌を作成する「スマート日誌」、保育園の組織診断により早期離職を防止する「キッズリー保育者ケア」のいずれか、またはすべてを導入する。

「見守りAI」は、園児のお昼寝中の体動や体の向きを記録する「ルクミ―午睡チェック」と、スマート体温計「ルクミ―体温計」などにより収集した情報を分析して、子どもの健康状態の異変を早期検知。

「スマート日誌」は、ルクミ―フォトでの自動撮影や音声録音データをAIが処理することで、効率的に日誌を作成する。

出典元:埼玉県企画財政部改革推進課プレスリリース

出典元:埼玉県企画財政部改革推進課プレスリリース

出典元:埼玉県企画財政部改革推進課プレスリリース/ルクミ―午睡チェック

出典元:埼玉県企画財政部改革推進課プレスリリース/ルクミ―午睡チェック

これらを保育園に無償で試験導入してデータを収集することで、安全性確保を前提に効率化できる業務の整理やICT化の課題等を検証する。

埼玉県が「スマート保育園」の実証実験へ。見守りや日誌を効率化し、保育士の業務負担を減らす