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 ロシアの企業が、宇宙での活動を目的に開発中のヒューマノイド「フョードル(FEDOR)」が公開された。この人型ロボットは、重いものを持ち上げたり、ジープを運転したりと、2021年の月ミッションに向けてさまざまなスキルを学んでいる。

 2丁の拳銃で狙いを定め発砲することもできるそうで、宇宙での活動はもちろん、軍事利用の可能性がなきにしもあらずだ。

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FEDOR Russian Terminator Humanoid Robot

月面支配戦略計画の一環として開発されたヒューマノイド

 このサイバー宇宙飛行士「フョードル」は、2021年国際宇宙ステーションで任務を行うことを目的として開発されたヒューマノイドだ。精巧な運動技能と複雑なアルゴリズムを実装しており、さまざまな行動ができるようになっている。

 例えば標的の前方にまっすぐ立って狙って引き金を引き、二丁拳銃で発砲することができる。ロボットに射撃を教えることは、瞬時に最優先ターゲットを見極め、決定を下す方法を学習させるのにも役立つとしている。

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 フョードルは、去年の12月にその存在が初めて明らかになった。プーチン大統領肝入りのロシアのための月面支配戦略計画の一環だという。

ロボットなら宇宙服なしで作業ができる。さらに、宇宙船の中だけでなく、船外でも活動することができる」というのは、プーチン政権の副首相ディミトリ・ロゴジン。

 ロゴジンによると、シリアでの戦争で、厳しい環境でのロボット利用の重要性を痛感したという。フョードルは5年以内に本格的に宇宙デビューするだろうとのことだ。

 プーチンは、15年以内にロシアが最初に月に上陸できるよう、宇宙開発者たちに指示しているという。

 人型ロボットが標的をしっかり狙えることを披露した今、ロシアの月面基地建設に役立てるというはっきりした課題に注力することができる。

運転も修理も可能

 フョードルはバーベルを上げたり、歩いたり、車を運転したり、電動工具を使ったりすることもできる。また腕立て伏せをするなど、運動選手並みの能力も見せつけている。

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 フョードルのおもな仕事は、月や居住可能なほかの惑星に基地を建設したり、利用したりするときの手助けだ。

 ロボットは、地面を這ったり、転んだあとで立ち上がったり、車の運転席に乗り込んだり、離れたり、道具を使ったり、操作したりすることまでできるという。

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 フョードルは、身長183センチ、体重は付随装備にもよるが105キロ以下、20キロの荷物を持ち上げることができる。

 ロシア語のフョードルと同じだが、このロボットの場合は、最終実験実証物体研究( Final perimental Demonstration Object Reseach)の頭文字を表わしている。

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 「宇宙やほかの惑星でのミッションにおいて、宇宙飛行士はロボットに頼るようになるだろう」ロボット開発プロジェクトの責任者セルゲイ・クルスは言う。「彼らは人間とほぼ同じことができる。ある意味、人間よりも優れているかもしれない」

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via:dailymail/ translated konohazuku / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52237855.html
 

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