小学校で教師をしている、はなまる先生(@appleteather)さん。

教育実習に来ていた実習生からいわれたひと言に、「学生にいわれちゃったよ」とショックを受けました。

名言ともいえる、教育実習生が残していった言葉がこちらです。

一番びっくりしたのは、職員室で教材研究をしている先生が1人もいないことです。

教材研究とは、子どもたちに教える内容を教師が事前に勉強すること。しっかりと事前準備をすることで、分かりやすく楽しい授業をすることができます。

教材研究を勤務時間中にしていると考えていた実習生ですが、現実は違いました。

授業や部活、宿題の添削や指導、会議などに時間を取られてしまい、勤務時間中に教材研究をしている教師はいなかったのです。

教育実習生のありのままの疑問に、はなまる先生さんはぐうの音も出ませんでした。

教材研究は、授業内容に関わる重要な仕事。通常なら、勤務時間中にすることが望ましいのですが、時間が作れないことから家に持ち帰る教師が多くいるようです。

ネット上では、同じく教師として働いている人たちから、さまざまな声が上がりました。

・勤務時間は、教材作りや小テストの採点、宿題のチェックなど生徒の対応。自然と教材研究は自宅になりますね。

・確かに勤務時間内にはできません。

・教員のサービス残業ほどえぐいものはないと思います。

・ちゃんと教材研究をしている教師ほど、面白い授業ができるのに…。

子どもに分かりやすく教え、授業に興味を持ってもらうためにも、教材研究は必要不可欠な業務です。新人教師であれば、職員室でベテランの教師に相談しながら、時間をかけて練り上げる必要もあるでしょう。

はなまる先生さんも実習生の指摘に「このままではいけない。しっかりと教材研究できる時間を作らないと」と考えているようです。

教師の勤務時間を改善することはもちろん、子どもたちの学力向上のためにも、教育現場の働きかたを見直す必要性があるのかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

出典
@appleteather
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