8回まで前田の1安打のみも、9回に奮起してサヨナラ勝利「僕が打ってなかったら…」

ドジャース 3-2 ブルージェイズ(日本時間23日・ロサンゼルス

 ドジャース前田健太投手は22日(日本時間23日)、本拠地ブルージェイズ戦に先発し、6回4安打2失点9奪三振1四球と好投。援護がなく9勝目はならなかったものの、打線が最終回に目覚めて劇的なサヨナラ勝利を飾った。ドジャースは8回まで前田が放った1安打のみに抑えられていたが、本人は「僕のヒットサヨナラにつながった」と試合後に笑顔で振り返った。

 前田は2回、内野ゴロの間に先制点を奪われたものの、その後は5回2死まで11打者連続アウトの快投。3回には自らチームヒットを放ったものの、得点にはつながらず。打線がこの1安打のみに抑えられる中、6回1死ではゲレーロに15号ソロを被弾。この回限りで降板となった。

 前田の1安打のみで完封負けかと思われた9回、ドジャースは打線が奮起し、3安打を集めてサヨナラ勝ち。最後はヘルナンデスが劇的な一打を放った。試合後、前田は「チームが勝つことは素晴らしいし、0-2から9回に3点取るというのはなかなかできないことなので、素晴らしい勝ち方だと思います」と笑顔。自身に白星はつかなかったものの、チームの勝利を喜んだ。

 援護に恵まれない中で奮闘を続けたが、「チームの状態はいいと思うので、1点でも少なく抑えることができれば勝ちにつながるかなと思います」と気持ちが切れることはなかった。一方で、“打”での貢献には手応えを示す。

「僕が(3回に)ヒットを打ったときはこういう展開は全く読めなかったので、良かったと思いますけど。僕がヒットを打ってなかったらノーヒットノーランというプレッシャーがかかって、サヨナラもなかったと思うんので、僕のヒットサヨナラにつながったと、そう思っております」

 こう振り返り、報道陣を笑わせた。今季打率は.262バントのうまさも光っており、ピッチャーとは思えない打力で大きく貢献している。

「前回から投げているボールの感覚は悪くなかった。ただ前回はフォアボールが多かったりとか、コントロールが乱れる場面が多かった。今季はストライクゾーンで早いカウントから勝負するのを心がけながら投げることができたので、それがいい結果につながったかなと思います」

 この試合で今季25先発、133イニングに到達して、出来高をさらに175万ドル(約1億8650万円)獲得。年俸300万ドル(約3億2000万円)と出来高計490万ドル(約5億2224万円)を足して、今季の報酬は2年前の2017年に並ぶ計790万ドル(計8億4200万円)となった。ローテーション投手として今季のドジャースでも大きな役割を果たしている。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

本拠地でのブルージェイズ戦に先発登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】