「歩きスマホ」や「ながらスマホ」が原因で事故にあい怪我をする。そのようなケースが多く報じられているが、今回はスマホに夢中になっていたばかりに不審者が忍び寄っていることに気付かず、誘拐されてしまった女子大生が話題になっている。
■いきなり誘拐事件の被害者に…
米テキサス在住の女子大生(21)が、今月いきなり「誘拐事件の被害者」になった。この日の夕方、女性はガソリンスタンドにて電話を利用していたとのこと。
スマホの操作に夢中になっていたため気付くのが遅れたというが、ふとした瞬間に見知らぬ男(39)が真横にいることに気付きギョッ。しかし逃げるには手遅れで、男は女性に対し車の鍵を出すよう要求したという。
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■発砲した男
「鍵は出せない」という女性に対し、男は「銃を持っているんだぞ」。それを信じない女性を脅そうと男は空に向け発砲し、「さっさと車に乗って運転しろ」と命じた。
女性は男が本気で誘拐を企てていると悟り、怯えながら男と車に乗り込みハンドルを握ったという。
■泣き崩れる男を逮捕
誰かが通報してくれたことを願う一方で、女性は生還する方法を考えた。
この女性は複雑な家庭環境だったため里親の元で育ち、悪人を目の当たりにすることも多かったとのこと。その経験から「こういう場合は相手を落ち着かせねばならない」と知っていた女性は、静かに声をかけ「いったいどうしたの」と優しく問いかけた。
これを機に気を許した男はなんとワッと泣きだし、「妻に捨てられた」と身の上話を始めたとのこと。そしてついに銃を置いたというが、その後にガソリンスタンドにいた人たちの通報を受けた警官隊が追いつき、女性の車を包囲。
女性が危害を受ける前に、男を誘拐容疑で逮捕したという。
■女子大生が語る「生還するコツ」
同女性によると、「こういう場合は相手を落ち着かせ自分を信用させるしか逃げる方法はないと思う」とのこと。もしパニックになって暴れていれば、無事に生還することはなかったかもしれないとも米メディアに語っている。
また女性は不審者の接近にまるで気付かなかったのはスマホをいじっていたからだと明かし、「ながらスマホはやめます」とも語っている。日本でも街に出ればスマホを眺めている人がとにかく多い。安全のためにも、女性の話を覚えておきたい。
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