明治安田生命J1リーグ第24節が県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズ(2位/勝ち点44)vsガンバ大阪(13位/勝ち点27)は2-2のドローに終わった。

公式戦3連勝と勢いに乗る鹿島だが、今節からはリーグ戦の戦いに加えて、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の広州恒大戦、JリーグYBCヴァンカップ準々決勝の浦和レッズ戦が控えており、過密日程に突入する。直近の大分トリニータ戦からはGKを曽ヶ端からクォン・スンテに戻したほか、ケガの犬飼に代えて町田をブエノの相棒に選んだ。

一方、前節10人の最下位・ジュビロ磐田相手に土壇場でドローに持ち込まれるなど、リーグ戦4試合連続ドローと停滞が続くG大阪。公式戦5戦ぶりの白星を目指すこのアウェイゲームに向けては先発3人を変更。鈴木雄、高江、遠藤保に代えて福田、アデミウソン、リーグ初先発の井手口を起用した。

キックオフ直後こそホームチームが押し込む入りとなったが、パトリックとアデミウソンの2トップシンプルに使うアウェイチームが先に相手ゴールへ迫る。5分、アデミウソンを起点にボックス付近に押し込んでこぼれ球に反応したパトリック宇佐美が続けてシュートを放つ。だが、ここは相手DFのブロックとGKのセーブに遭う。

一方、15分を過ぎた辺りから相手の守備のやり方に順応した鹿島は、中盤に落ちる土居、右サイドから中央寄りにポジションを取るセルジーニョがポケットでボールを引き出して起点を作り、サイドバックの攻め上がりを生かして厚みのある攻撃を仕掛ける。だが、クロスの精度や連係の部分がうまく行かず。32分にはボックス左で名古が右足のシュートを枠の右隅に飛ばすが、ここはGK東口の好守に遭う。

時間の経過と共に押し込まれる時間が続くG大阪だったが、ワンチャンスを生かして先制に成功する。33分、GK東口からのロングフィードに反応したアデミウソンが体勢の悪かった同胞DFブエノをまんまと出し抜いて一気にボックス内へ抜け出すと、冷静にGKとの一対一を制した。

縦パス一本で裏を取られる安い形で先制を許した鹿島だが、ここから攻勢を強めると、前半終了間際に追いつく。44分、中央でドリブルを仕掛けた土居からボックス右付近でパスを受けたセルジーニョが右足を豪快に振ると、これがゴール右上隅を射抜いた。

1-1のイーブンで折り返した試合は後半も引き続き鹿島ペースで進んでいく。スペースの管理とボールホルダーへの寄せの部分で問題を抱えるG大阪を立ち上がりから押し込んでいくと、58分には波状攻撃からボックス手前で小池が放ったグラウンダーのシュートゴール前でオフサイドをかいくぐった伊藤がワンタッチコースを変えてゴール右に流し込んだ。

逆転直後に名古を下げてレオ・シルバピッチに送り込んだ鹿島は積極的に3点目を狙いに行く。66分には小池のFKをボックス左の町田が頭で合わすが、このシュートは惜しくも右ポストを叩いた。

後半も苦しい時間帯が続くG大阪は70分過ぎに倉田を下げて渡邉を投入。インサイドハーフにアデミウソンと宇佐美が並ぶ攻撃的な布陣にシフトすると、直後の72分にはDF三浦のロングフィードに反応した福田がボックス内でDF小泉と交錯しPKを獲得。これをキッカーのパトリックが冷静に決めて再びワンチャンスをモノにした。

その後、鹿島は上田と相馬、G大阪はこれがJ1デビュー戦となる高木大をピッチに送り込み、互いに今夏加入の若き新戦力に勝敗を託す。試合最終盤はホームでより勝ち点3がほしい鹿島が攻勢を仕掛けるが、ボックス内で迎えたセルジーニョや土居の決定機が決まらず、試合はこのまま2-2でタイムアップ

90分間を通して優勢に試合を運んだものの、勝負所で力を発揮し切れなかった鹿島は公式戦の連勝が「3」でストップすると共に、過密日程の初戦を白星で飾ることはできなかった。一方、リーグ戦5試合連続ドローとなったG大阪だったが、上位相手の敵地でのドローは悪くない結果と言えるはずだ。

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