舞台(thanasus/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

20日、反社会勢力取材の闇営業で金銭をもらっていたとして、吉本興業から謹慎処分を受けていた一部の芸人が、東京・新宿の「ルミネtheよしもと」で舞台復帰。今後、本格的に仕事を再開させていく模様だ。

今回復帰した芸人は受け取っていた報酬が安く、年収も低いと見られることから容認派が多いが、時期尚早との声もあり意見が分かれている。

■闇営業謹慎芸人の復活についてどう思う?

芸能界を揺るがした闇営業問題。謹慎処分となっていた芸人たちの復帰について、世間はどう考えていたのか。しらべぇ編集部では芸人たちの復帰前に、全国10~60代の男女1,653名に調査を実施。

結果、「また復活してもらいたいと思う」と答えた人は47.7%。微差ではあるが、復帰に否定的な人が容認派を上回る結果となった。

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■男女で意識に差

復帰容認派を性年代別に見ると傾向が出た。

女性の割合が高く、10代から30代は6割が復帰を望んでいる。一方、男性は厳しい視線を投げてかけており、20代から40代は4割程度に留まった。

謹慎芸人については「反社会勢力とは知らなかった」趣旨の発言をしている。男性は営業や接待の場に出ることが多いだけに、「わからないはずがない」と感じているのかも。

■否定的な人の意見は?

復帰に否定的な考えを持つAさん(30代・男性)はこう語る。

「一般社会で考えたとき、会社の業務と同じ仕事を個人で許可を得ず行い、報酬を得ていたとなれば確実に解雇されると思う。しかも反社勢力とつきあい、会社の信用度を損ねたわけですから。

芸能人は一般社会とは違うのかもしれませんが、我々の感覚ではちょっとありえないなと思う」

■容認の声も

一方「復帰してもいいのでは」と話すのは、Cさん(20代女性)だ。

「一定期間謹慎処分を受けていたわけですから、許可が出れば復帰して良いと思う。とくに稼げていない芸人たちは生活をすることもままならず、他の業界に行くことも厳しいわけですから。

そもそも芸能界の場合、ほとんどが月給ではなく歩合と聞いている。保証もないし、仕事がなければ自分で取ってくるしかないでしょう。構造的な問題があるにもかかわらず、闇営業したから解雇では、芸人になる人がいなくなってしまいます」

様々な声があるなか復帰した芸人たち。行なったことを考えれば批判の声があるのは当然と言わざるを得ないが、今後、真摯に活動し信頼を回復させてほしい。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年8月9日~2019年8月14日
対象:全国20代~60代の男女1,653名 (有効回答数)

仕事復帰しはじめた闇営業謹慎芸人たち 是非を聞くと男女で意識に差が