"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる管理人ひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。今回は、現代に必要な"コミュ力"について語る。

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ひろ 堀江さん、地方に行ったときにSNSで呼びかけて現地の一般の人と会ってるらしいですけど、厄介な人が来たり、面倒なことになったりしません?

ホリ だから、会う人はしっかり吟味するよ。これまでのSNSの投稿とか、送られてきたメッセージの内容とかで判断している。

ひろ そういうときって「堀江さんのファンなんです!」ってことは言わないほうが、会える確率は上がりますよね。

ホリ うん。ちなみに、以前、長崎・五島列島の福江島に行ったときに会った人は、本当は俺のファンだってことを言いたいんだけど、それを我慢してるのがわかった(笑)。まあ、俺の本をちゃんと読んでいる人だから、「ファンです」って言ったら会えなくなることもわかっていたんだと思う。

ひろ 結果的にその人は大丈夫で、しかも話が面白かったってことですけど、来る人によってはヘンな商品を買わせようとしたり、投資のお願いをされたりしません?

ホリ あるね。てか、俺のイベントに来て直接言ってくる人もいる。でも、そんな話になったらメールで企画書を送ってもらうようにしてるんだよ。

ひろ 「いや、1分でいいんで聞いてください!」「一瞬で終わるんで!」とか食い下がる人もいそうですけど......。

ホリ しつこい人には、「この場で話しても無駄ですよ」って言う。確かに1分で終わるかもしれないけど、その内容がダメダメだと俺イライラしちゃうんだよね。

ひろ 堀江さん、すぐ顔に出ますもんね(笑)

ホリ うん。あとは「何? 俺に話聞いてほしいだけなの?」ってツッコミたくなるような、お悩み相談的な内容の話も多いんだよ。「それならメルマガに登録して質問を送ってくれれば答えるよ」みたいなことは言うな。

ひろ ちなみに、投資とか新規ビジネスの話があるという人のなかに、ちゃんと企画書を送ってくる人って何割くらいいるんですか?

ホリ あんまりいないね。それに、実際に送ってきてもどうしようもない内容なら返事をしないし。

ひろ ということは、企画書が送られてきたら、一応、目は通しているってことですか?

ホリ うん。一応、目は通す。でも30秒ぐらい見たら、その企画がダメかどうかわかるでしょ?

ひろ ええ。企画書の書き方とかで、なんとなくわかりますね。

ホリ そもそも企画書がダラダラと長くて簡潔に書けないような人はダメなんだよ。30秒で大まかな内容が把握できるレジュメを書けないやつは、大したやつじゃないっしょ。

ひろ 物事を簡潔に伝えられないと、物を売ることなんてできませんからね。

ホリ そうそう。だって、セールスマンは最初の30秒が勝負なわけで、営業先に「コイツ面白いな」と思ってもらえたら勝ったようなもんだし、そこで「え? 何言ってんの?」ってなったら、ほとんど負けだからね。

★この続き、後編は明日(8月25日)配信です

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』(マガジンハウス

西村博之(にしむら・ひろゆき
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる管理人。近著に『自分は自分、バカはバカ。他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』(SBクリエイティブ

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

「30秒で大まかな内容が把握できるレジュメを書けないやつは、大したやつじゃない」とホリエモン