渋谷ヒカリエの8階にある、クリエイティブスペース「8/(はち)」では、8月20日から9月1日(日)までの期間、「SHIBUYA WANDERING CRAFT 2019 旅展」を開催している。

【写真を見る】「d47 MUSEUM」の「47酒店」では角打ちも不定期開催

渋谷らしい新しい発見や出会いが見つかる場「SHIBUYA WANDERING CRAFT」は、「食の生産者」「農業」「エコ」「オーダーメイド」など、さまざまなテーマを設けた物産展として、2014年から開催。

2019年はテーマを「旅」として、日本各地の酒を並べた展覧会「47酒店」や、台湾好きアーティストたちがつくったグッズを購入できる「ネオタイワン 超新台灣 in 窗(まど)」などを展開する。

運営事業者である東京急行電鉄五十嵐友莉花さんは、同展について「2020年にはオリンピックパラリンピックもあることから、国内外からますます日本に注目が集まっていますが、そんななか、今回の展示を通して、自分が住む街以外のいろいろな場所にも興味を持ってほしいと考えています。本展は“旅したくなる”ような内容になっているんですよ」とアピール。「ここには、1点もののバッグなど手づくりのクラフトグッズもあり、自分好みのものを探す楽しみがあると思います」と、見どころも教えてくれた。

「d47 MUSEUM」に広がる「47酒店」は、酒づくりから、その土地の文化を学ぶ展覧会だ。日本各地で伝統と若々しい感性を合わせた個性ある酒が生み出されているが、同展では地域のリアルな問題や需要など社会的な意識も“原材料”のように取り入れる、力強く、工夫にあふれたつくり手の酒を紹介。会場では出展品が購入できる他(※一部を除く)、角打ちも不定期開催されており、普段なかなか出会えない酒を楽しむことができる。

また、7月にオープンした区画「MADO」内では、台日系カルチャーを発信する田中佑典氏と、日本の台湾好きアーティストたちが「ネオタイワン 超新台灣 in 窗(まど)」を開催。

台湾式宴会“辦桌(バンタク)”を表現した賑やかな空間で、ここでしか手に入れることのできないユニークな限定グッズなどを販売する同所。語学教室も開催するなど、多岐にわたるコンテンツを用意している。

田中氏は、「日本人クリエイターが“台湾をイメージして”つくったもの、また、台湾の生活雑貨屋さんで見つけたかわいい雑貨などを販売しています。雑貨は、例えば、台湾人からするとなんでそれを選んだの?というようなものも。レトロな緑色の食器や刺繍入りのクッションなどを置いています。その他、日本のビーズの作家さんが、台湾をモチーフにつくったアクセサリーもユニークなんですよ。ひと粒タピオカや、グリーンピースの人気スープにフィーチャーしたアクセサリーがあるので、是非見てみてください!」と、オススメについて話していた。

その他、ネットショップ作成サービス「BASE」からは、日本各地の魅力的な商品と、その作り手や担い手であるオーナーズが集合。また、クラウドファンディングCAMPFIRE」がオープンする道の駅では、その場で応援できるプロジェクトの紹介や、物販を行う。

さらに「d47食堂」では、“スタッフが旅で出会った忘れられない味”も提供。「上田おやき」(500円)や「小倉トースト」(600円)など、地元で愛されている軽食や珍味などを、旅の記録やレシピと共に紹介している。(東京ウォーカー(全国版)・Raira)

「d47 MUSEUM」の「47酒店」は、酒づくりから、その土地の文化を学ぶ展覧会