遠藤憲一が主演を務めるドラマ「それぞれの断崖」(毎週土曜夜11:40-0:35フジテレビ系)で、八巻はつみ(田中美里)の息子・満を演じている清水大登が、初めての“丸刈り”に挑戦した。

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“少年事件”を発端に、禁断の愛に翻弄(ほんろう)され、崩壊する家族を描く同ドラマ。遠藤が演じるのは、息子を殺害された被害者の父・志方(しかた)恭一郎

その妻・雪子を田中美佐子、そして、加害者の母でありながら、志方と禁断の恋に落ちる女性・八巻はつみを田中美里が演じている。

満を演じる清水は15歳。今回が初めてのドラマ出演だが、母親役の田中美里は「堂々としていて肝が据わっている」「計算のない芝居ですごくリアル」と絶賛する。

同級生を殺害したものの、14歳に満たなかったため少年院に送られた満。その役作りのため、今回清水が丸刈りに初挑戦した。

“断髪式”は夏休み初日、都内の美容室で行われた。使われたのはバリカン。徐々に丸刈りが出来上がってくると「コレはキツイな…」と一瞬トーンダウン。

しかし美容師やスタッフから「全然いいよ!カッコイイ」「頭の形もきれいだし」と褒められると「反省感、出てます?」「更生できそうです!」とすっかりご機嫌に。中学生らしいいつもの清水に戻った。

そんな清水に遠藤の印象を尋ねてみると「最初のうちは『怖ぇー』って思いましたよね、オーラが何か違って。

田中美里さんにもオーラを感じましたが、それとはまた違う感じがものすごく伝わってきて、これは一緒に(演技を)やれるのかと。

でも遠藤さんの方から話し掛けてくださって、そのうち打ち解けて『あーいい人なんだな』って。

元々サングラスが似合いそうで、いつもタキシード着て『おいっ!』とか言ってそうなイメージがだいぶ薄れてきました(笑)」と、独特の言い回しで表現した。

8月24日(土)放送の第4話あらすじ

はつみ(田中美里)が勤めるクラブに素性を隠して訪れた志方(遠藤憲一)だったが、明るく振る舞う中に見せる陰りに、苦悩や悲しみを感じ、何も告げられぬまま立ち去る。雪子(田中美佐子)は「あの家族にはもう関わらないで」と言うのだが…。

会社に出た志方を待っていたのは、思いがけない部署への異動の辞令だった。まるで懲罰人事だ。志方の鬱屈は募る。

一方はつみは、少年院の満(清水大登)の面会に赴くが、丸刈り姿で礼儀正しくあいさつをするが、目を合わさぬ満に他人のように冷たく言われる。「もう面会には来ないで」と。(ザテレビジョン

「それぞれの断崖」で難しい役に挑戦している清水大登