LINEの主要機能である知り合いとチャットができるトークグループ機能のすぐ横に、8月19日から搭載された新機能「オープンチャット」が、23日17時時点でも実質的な機能不全に陥っている。トークルームを作成しても検索機能が使えないことから、誰からも見られることなく、他のトークルームに参加したくても、どんなルームがあるのか一切分からないため参加できない。

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 8月20日23時20分に、オープンチャットメイン画面にLINEがイチオシで勧めるトークルームを特集などにしてまとめた「ピックアップ表示」が消えてしまって、再開のめどがたたなくなったことから、21日は画面が空白で、下にある緑色のオープンチャットの「トークルーム作成」画面に直行する仕組みになっていた。

 匿名で参加できるため、知り合いではないLINEユーザー、最大5000人とチャットができるオープンチャットトークルームを作成する画面に、いきなり誘導されてしまうのもどうかと思うが、23日からはトークルームを作ったり、オープンチャットに参加するための「心得」ともいえる「5つのルール」が表示されるようになった。といっても、サービスとして一般公開する前の18日に作られた安心安全ガイドを、そのまま表に持ってきたというだけのことだが。

 5つのルールは、個人の連絡先を絶対に交換しない、未成年の安全を脅かす不適切な言動は行わない、誹謗中傷やわいせつな投稿をしない、営利目的の活動をしない、不健全な出会いを勧誘する投稿をしない、というもの。

 こうしたルール違反に直面したときは「通報」機能で申告するという、基本的にユーザーの善意に頼っていると受け取れるようなサービスになっている。

 実際に「通知」機能は、作成したトークルームの設定画面から「オープンチャットを通報」というボタンを押すと、「スパム/宣伝目的」「異性交際/出会い目的」「迷惑行為」「その他」のいずれかを選択して送信ボタンを押すだけというシンプルなつくりになっている。送信ボタンを押すと、当該ユーザーの情報と受信した最近20件のトーク内容や投稿がLINE側に送られて、LINEがジャッジするという仕組みのようだ。

 23日の11時からは、トークルームの作成者が担う「管理者」による「NGワード登録機能」が搭載された。トークルームの設定画面にある「Bot」を押すと表示される「スパムフィルター」を「オン」にして、管理者が不快に感じるNGワードを登録すると、そうしたワードを使ったチャットを回避することができる。なお、LINE側でもNGワードをあらかじめ設定しているが、その内容は非公表になっている。

 いずれにしても、検索機能やピックアップ表示が再開されないことにはオープンチャットが機能しない。LINEの看板機能の「チャット」や「グループ」と同じ位置づけで、実質的に使えないサービスがさらされつづけているという異常事態はいつ解消されるのだろうか。(BCN・細田 立圭志)

実質的に機能していないオープンチャットがさらされつづけている