8月23日に放送された「A-Studio」(TBS系)に、荒磯親方(元横綱稀勢の里)がゲスト出演。横綱白鵬との大一番について裏側を明かす場面があった。
2010年の九州場所で白鵬と当たった荒磯親方だが、当時の番付は東前頭筆頭。しかも白鵬は63連勝中という快進撃を続けており、歴代最多の69連勝まであと6勝というところまで迫っている状況だった。
この取り組みでどっしりとした力強い相撲を見せた荒磯親方は、白鵬の連勝を止める大金星を挙げた。
常日頃から冷静沈着な態度で知られていた荒磯親方は、この大一番でも勝ち名乗りを受けている間もポーカーフェースのまま。
その理由を聞かれると、荒磯親方は故人となった師匠の鳴戸親方から「勝っても笑うな。余計なことは言うな。勝ったことで喜んだら相手に失礼だ」と教えられていたことを明かす。
師匠から褒められることは「一度もなかった」というが、白鵬の連勝を止めた日の夕食には大金星を祝うかのようにタイが並んでいたとか。
荒磯親方は「何も言わずにタイが出てきた」「(この日も)無言だったけどうれしかったですね」と、懐かしそうに振り返っていた。
9月29日(日)には断髪式を控えており、17年間も慣れ親しんできた髷(まげ)について荒磯親方「残せるものなら残したいし、ちょっとほかの髪形は考えられないですね(笑)」と語りつつ笑顔を浮かべていた。
放送終了後のSNS上には「土俵の上とは打って変わって、本来は親しみやすいお人柄なんですね」「お話もわかりやすいし解説者としてもまた活躍してください」などのメッセージが寄せられていた。
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