2003-04シーズンのバジャドリード戦でベッカムアシストから“ゴラッソ”を披露

 レアル・マドリードは現地時間25日、ホーム開幕戦となるリーグ第2節バジャドリード戦を迎える。開幕戦ではセルタに3-1の快勝を収めて連勝スタートを狙うなか、レアル公式ツイッターはジネディーヌ・ジダン監督が現役時代のバジャドリード戦で決めた“ゴラッソ”に脚光を当て、「忘れられない歴史的プレー」と紹介した。

 ジダン監督は現役時代、2001年にユベントスからレアルに移籍。加入初年度からUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げ、翌シーズンにはリーグ優勝も果たすなど、レアルに栄光をもたらした。そして2003-04シーズンにはマンチェスター・ユナイテッドから元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムが加入し、開幕3試合目のバジャドリード戦で2人は見事なコンビネーションを魅せる。

 元ブラジル代表MFジュリオ・バチスタの先制点、元スペイン代表FWラウール・ゴンザレスの2得点で3-0とリードした後半8分、右サイドでボールを持ったベッカムはゴール前を確認すると、間髪入れずに右足で対角線のロングフィード。元ブラジル代表FWロナウドの頭上を通過したボールはファーサイドに走り込んだジダンの足元にピタリと合い、落下直前のボールを左足で叩いた高難易度の強烈ボレーがゴールネットに突き刺さった。

 レアル公式ツイッターは「忘れられない歴史的プレー」とコメントを添えてゴール映像を投稿。返信欄には「まさにスター」「絶対に忘れられない」「偉大なるジダン」「良い時代だ」と懐かしむ声や、「最高のロングパサー」「ベッカムは手で置くようにパスを出す」とベッカムの正確無比なパスを称賛する意見が寄せられていた。

 現在はレアルを率いる立場となったジダン監督。前回の在任期間ではCL3連覇など栄華を極めたが、今季はどのような戦いを見せてくれるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

過去にバジャドリード戦で決めた“ゴラッソ”を決めたレアルのジダン監督【写真:Getty Images】