プレミアリーグ第3節、マンチェスター・ユナイテッドvsクリスタル・パレスが24日に行われ、2-1でクリスタル・パレスが勝利した。

ここまで1勝1分けのユナイテッドは、開幕節でチェルシーに4-0で大勝するも、前節はウォルバーハンプトンに追いつかれドローに。昨シーズン3度対戦しながら1度も勝てなかった難敵相手にまたも苦汁をなめさせられてしまった。今節はその試合と同じスタメンを起用。プレミアリーグ20戦負けなしの相手に白星を狙う。

ホームのユナイテッドが圧倒的にボールを支配する序盤戦。6分にマクトミネイがCKからヘディングシュート。9分にはショーがミドルシュートでゴールに迫るが、新加入のケイヒルが初出場したC・パレスも粘り強い守りを見せる。

8割を超えるポゼッションを誇るものの、球際で激しく寄せる相手になかなか攻撃の形が作れない。そんな中17分、左サイドを攻略しクロスを上げるとボックス右のダニエル・ジェームズにビッグチャンス。フリーでシュートを放ったが、DFにブロックされてしまった。

ラッシュフォードの2度のFKも枠を外れたユナイテッド。すると迎えた32分、ここまでシュートゼロのC・パレスワンチャンスをモノにされてしまう。GKグアイタからのロングフィードをシュラップが頭でつないでゴール方向へ。これに抜け出したJ・アイェウがフリーでボックスに侵入し、GKデ・ヘアとの一対一を制してゴールイン。今夏にスウォンジーから加入した新戦力の初ゴールで先制に成功した。

思わぬ展開となってしまったユナイテッドに不運が重なる。34分にショーが負傷しヤングと交代を余儀なくされてしまう。その直後、入ったばかりのヤングがボックス手前左からミドルシュートを狙うがこれも枠に飛ばすことはできなかった。

後半に入ってすぐにダニエル・ジェームズが2度のシュート放つもゴールにつなげることができない。56分にリンガードを下げてグリーンウッドを投入し、まずは同点に向けて早い時間帯にテコ入れを図る。

しかし、ゴール前で守りを固められ攻めあぐねる時間が続く。それでも69分にマルシャルのポストプレーでペナルティエリアに侵入したマクトミネイが相手に倒されPKを獲得。これで同点にできるかに思われたが、ラッシュフォードのシュートは左ポストに嫌われゴールならず。ウルブス戦のポグバに続いて2試合連続のPK失敗となった。

そこからは互いに交代カードを切りながら試合を進める。ユナイテッドは20本以上のシュートを浴びせるがゴールに結びつかない。だが、その猛攻が実を結ぶことになる。89分、マルシャルのパスを受けたダニエル・ジェームズがボックス中央から右足でゴール右上にコントロールシュートを流し込み同点に追いつく。

しかし後半アディショナルタイムに、カウンターからファン・アーンホールトにゴールを決められよもやの勝ち越しを許してしまう。

これで万事休すとなったユナイテッドは第3節にして今季初黒星。一方C・パレスは今季初白星となった。なおC・パレスは、プレミアリーグではこれがユナイテッド戦初勝利となった。

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