レアル・マドリーは24日、リーガエスパニョーラ第2節でバジャドリーと対戦し、1-1の引き分けに終わった。

開幕節のセルタ戦を3-1で勝利したマドリーは、その試合からスタメンを3人変更。前節退場のモドリッチやヴィニシウス、オドリオソラに代えてバイエルンから復帰したハメス・ロドリゲスイスコ、出場停止明けのカルバハルがスタメンに名を連ねた。

開幕節のベティス戦をオスカル・プラノの劇的弾で勝利したバジャドリーに対して、3トップにベイルベンゼマイスコと並べる[4-3-3]で臨んだレアル・マドリーがポゼッションを高めていく展開となる。

フラットな[4-4-2]のブロックを敷くバジャドリーに対して敵陣でボールを支配するレアル・マドリーは13分、右サイドを抜け出したハメスの折り返しからボックス右に走り込んだベイルが左足で合わせたが、このシュートはゴール左に逸れた。

なかなか決定機に持ち込めないマドリーは33分、マルセロのヒールパスで左サイドを抜けたクロースのクロスからハメスがヘディングシュート。しかし、これもゴール右に外れる。

さらに36分にも、敵陣でインターセプトしたマルセロのパスをベンゼマがボックス内で受けると、相手マークを引きつけてラストパス。これをボックス手前に走り込んだハメスがダイレクトで狙ったが、シュートはわずかに枠の左に逸れた。

その後もベイルベンゼマのシュートでオサスナゴールに迫ったマドリーは、前半だけで14本のシュートを浴びせかけるが、ゴールネットを揺らすことはできず。前半をゴールレスで終えることとなった。

迎えた後半、先制点が遠いマドリーは62分にハメスを下げてヴィニシウス、68分にイスコを下げてヨビッチを投入。ベンゼマとヨビッチを2トップに並べた[4-4-2]に布陣を変更。中盤は右からヴィニシウス、カゼミロ、クロースベイルと並べた。

すると、マドリーは68分にチャンス。左サイドをドリブルで持ち上がったベイルのクロスからヨビッチがヘディングシュートを放ったが、これは右ポストを直撃。

膠着状態が続く中、82分にスコアが動く。カルバハルの右クロスをボックス中央で受けたベンゼマが反転からゴール右隅にシュートを突き刺し、マドリーが先制した。

このまま試合終了かと思われたが、マドリーは88分にピンチを迎える。右サイドからダイアゴナルなドリブルでカットインしたオスカル・プラノがゴール前にスルーパスを供給。これを駆け上がったグアルディオラに流し込まれ、試合は振り出しに戻った。

結局、試合はそのままタイムアップ。ベンゼマの2戦連発弾で先制したマドリーだが、逃げ切りに失敗し2連勝スタートとはならなかった。

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