日本と韓国の対立がエスカレートを続けている。中国メディアの今日頭条は22日、韓国はついに日本に対する反撃の方法を見つけたと主張し、韓国が「福島原発の汚染水をどのように処理しているのか、詳細に説明すべきだ」と日本側に要求したと伝えた。

 記事は、韓国外交省気候環境化学外交局長の権世重(クォン・セジュン)氏が在韓日本大使館の西永知史公使に対し、「韓国政府は日本が福島原発の汚染水が海に流れ出る可能性を懸念している」とし、今後の汚染水の処理計画を明らかにするよう要求したと紹介した。

 記事はまず、日本は福島原発事故で生じる汚染水の処理に頭を悩ませてきたとし、もし汚染水が自然界に流れ出た場合の影響は極めて甚大であると指摘する一方、福島原発で生じる汚染水の量は増え続けているのが現状だと指摘。現在は浄化処理後の汚染水はタンクに貯蔵しているが、その量は増え続けているため、日本国内でも浄化処理後した後の汚染水を海に放出するかどうかの議論があるのは事実であると伝える一方、日本政府は放出については消極的な態度を示してきたと紹介した。

 続けて、韓国政府が19日に日本に対して今後の汚染水の処理計画を明らかにするよう要求したのは「日本政府に対する不信があるためだろう」と主張し、半導体材料の輸出管理強化やホワイトリストからの除外などで日本と対立する韓国は「福島原発の汚染水」に反撃の材料を見つけたようだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

韓国は「福島原発の汚染水」に反撃の材料を見つけた=中国メディア