セリエA開幕節、フィオレンティーナvsナポリが24日に行われ、3-4でナポリが勝利した。

アンチェロッティ体制2季目の昨季2位ナポリは、主力が軒並み残留した中、新戦力ではマノラスが先発となり、負傷のロサーノは招集外となった。

一方、昨季はまさかの残留争いに巻き込まれたフィオレンティーナはメガクラブ注目だったキエーザが残留した中、バイエルンを退団していたリベリをサプライズ獲得。そのリベリはベンチスタートとなった。

良い入りを見せたフィオレンティーナは5分、PKを獲得する。VARの末、ボックス内でジエリンスキのハンドがあったとしてPKとなり、これをプルガルが決めて先制した。

メルテンスの1トップでスタートし、2列目に右からカジェホン、ファビアン・ルイス、インシーニェと据えたナポリは、フィオレンティーナの前に攻撃の形を作れない。

苦戦していたナポリだったが、38分に追いついた。ボックス手前左からメルテンスの放ったミドルシュートがゴール右上に決まった。

メルテンスの個人技で同点としたナポリはさらに40分、ボックス内で倒れていたカストロヴィッリに躓いたメルテンスがPKを獲得。これをインシーニェが決めて逆転に成功した。

前半終盤の立て続けの失点であっという間に逆転されたフィオレンティーナだったが、迎えた後半に反撃すると、52分に追いついた。右CKからミレンコビッチのヘディングシュートが決まった。

しかし56分、ナポリがすかさず勝ち越す。インシーニェのパスをボックス右のカジェホンがダイレクトで放ったグラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。

枠内シュート3本で3ゴールと驚異の決定力を見せ付けるナポリに対し、新戦力のK・ボアテングを投入して同点を目指すフィオレンティーナが攻勢に出ると、65分にそのK・ボアテングがミドルシュートを流し込んだ。

K・ボアテングのデビュー弾で3-3としたフィオレンティーナだったが、68分にナポリが三度勝ち越す。左サイドからのメルテンスのクロスをファーサイのカジェホンが折り返すと、最後はインシーニェが頭で押し込んだ。

またも追う展開となったフィオレンティーナは78分、リベリを左サイドに投入。しかし、終盤にかけてはチャンスを生み出せずに3-4で敗戦。ナポリがド派手な打ち合いを制して白星スタートとしている。

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