歌舞伎俳優の市川右團次が、上野樹里主演ドラマ「監察医 朝顔」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)にレギュラーとして参加することが分かった。右團次はこれが初の月9出演となり、9月2日(月)の第8話より刑事役で登場する。

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「監察医 朝顔」は、同名漫画作品を原作にアレンジを加えたヒューマンドラマ。新米法医学者・朝顔(上野)とその父である刑事・平(時任三郎)が遺体の謎を解き明かし、“生きた証”から人々の心を救う姿を描いている。

第8話より出演する右團次が演じるのは、神奈川県警捜査一課に所属する刑事で、昔、平(時任)が捜査一課にいた時の相棒だった神崎譲治。

神崎は、性格、行動、笑い声まで、何もかもが豪快で、上にへつらうことなく、仲間思いで現場主義な人情家だ。

そして、ひとたび捜査となると豪腕を振るい、平と同じように、どんな細かいところまでも調べ上げるだけでなく、最後は“刑事の勘”を駆使して、事件を解決に導いていく、温かく優秀なベテラン刑事。

そんな神崎が登場する第8話では、朝顔たちのもとに23歳の主婦の遺体が運ばれてくる。

自宅で倒れて死んでいるところを夫が発見。通報を受け、野毛山署が現場に駆け付けるも、主婦がどうして死んでしまったのか何も分からず、朝顔たちに解剖の依頼が届く。

しかし、解剖の結果、外傷や病変は一切、発見できず、朝顔たちも明確な死因が特定できない。一点、気になることと言えば、主婦が死亡する前に、貧血とめまいで倒れ、入院をしていたということくらい。ひとまず、朝顔たちは主婦の遺体から採取された検体を病理検査にかけることに。

そんな中、女性の夫が突然、朝顔たちのいる法医学教室を来訪。夫は失意に暮れながら、妻が死んだのは入院していた病院のせいだと思う、という衝撃の疑念を朝顔たちに明かす…。

歌舞伎の第一線で活躍をする中、テレビドラマでも存在感を発揮する右團次は、今回初の月9ドラマ出演のみならず、初の刑事役に挑む。

出演に当たり、コメントが到着した。

■ 市川右團次「武者修行のような感じですかね(笑)」

――初の月9ドラマ出演に当たって。

まさか自分が月9に出るとは思ってなかったですね(笑)。

もともと、ドラマ経験は深いわけではないですが、こうやってフジテレビさんから声をかけていただくとは思わなくて、非常に新鮮ですし、やはり時代劇とは当然、撮影現場は全く違うわけで、武者修行のような感じですかね(笑)。

――初の刑事役となることに関して。

刑事という職種をやらせていただくというのは面白いですし、自分の中でまた一つ、新たな引き出しができればいいな、と思っています。

歌舞伎でもいろんな役をやらせていただくのですが、刑事役はありませんから(笑)。そして、神崎という豪快な男性を、“彼がいると職場が楽しくなる”、そんなふうに演じていければと思います。

――視聴者に向けてのメッセージ。

「監察医 朝顔」は1話からずっと見ていました。事件だけじゃなく、結婚したり子どもが生まれたり、食事のシーンがあったりと、事件と並行して家族の世界が描かれているところが、視聴者の方の心を打つんじゃないかと思います。

その家族の世界に僕が演じる神崎が、どう絡んでくるのか。神崎は、(朝顔の母である)里子さん(石田ひかり)のことを知っている、数少ない登場人物の1人です。

そこが、これからどのように膨らんでいくのか、僕自身も期待しています。(ザテレビジョン

市川右團次が「監察医 朝顔」にレギュラー出演することが決定した