ペットとして飼われているピューマの姿を撮影した動画がYouTubeに投稿され、130万回を超える再生数で話題となっています。家ネコならぬ、家ピューマ

【画像:飼い主に甘えるピューマ】

 露ペンザに住むドミトリエフ夫妻のお家で、後足をゴシゴシと洗われているのは大きなネコ……ではなくピューマ! 名前は「メッシ」。家の床にごろんと寝転び、おとなしくしている姿からはどう猛な肉食動物であることを感じさせません。そう、彼は「ペット」として飼われているピューマなのです。

 2年ほど前に、劣悪な環境の動物園にいたメッシ(当時1歳ほど)を引き取ったドミトリエフ夫妻。通常のピューマより体が約3割ほど小さく、動物園に行っても野生に帰しても淘汰されてしまうことが想像されました。そして夫妻は熟考の末、自分たちで飼うことに。夫妻は普通のアパートに住んでいましたが、部屋の一部をメッシのための改装したそうです。飼育をする覚悟が伺えますね。

 幼い頃から人間に飼われているメッシにどう猛な部分はなく、ネコ科の動物らしい姿を見せます。夫妻や先住猫スフィンクスキーラに「遊ぼ~」と甘えたり、家の中でお腹を見せてゴロゴロしたりと、その姿はまるで「大きなネコ」。爪をたてて家を傷つけることもなく「イエネコ」として生活しているそうです。

 幼いころの劣悪な環境が原因でいくつかの病気を患っているメッシ。夫妻は、1日2度の散歩で運動をさせる他、食事には気を使い、新鮮な生肉にビタミン剤を混ぜるなどの工夫をして1日2回与えているそうです。また、犬用のしつけトレーニング教室に通っているため、ちゃんと「待て」ができたり指示通りエサのある場所に向かったりするなど、しつけも行き届いています。

 夫妻からの愛情を受け、すっかり懐いているかわいいメッシ。幸せな2人と2匹の生活なのですが、野生動物のピューマを家で飼うことについては動物愛護団体などからの批判も受けているそうです。メッシの体や病気の事情で特別に育てているものの、当の夫妻としても興味本位でピューマを家で飼うことには反対しています。

 優しい家族を手に入れたメッシが、これからも「大きなイエネコ」として幸せに暮らせることを願っています。

おとなしく後足を洗われているメッシ