放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)で、8月25日(日)放送の第32回に新キャラクター・小松勝(仲野太賀)が登場する。

【写真を見る】「トゥース!」と言いながらポーズを決める仲野太賀(左)、中村勘九郎(右)

宮藤官九郎脚本、中村勘九郎阿部サダヲのダブル主演で送る本作では、目下、日本水泳チームの総監督である新聞記者・田畑政治(阿部)を主人公に描く第2部を展開している。

勝は、日本初参加のオリンピックマラソン競技に出場した第1部主人公・金栗四三(勘九郎)の弟子となる青年。四三の著書「ランニング」に感銘を受けて九州一周をしている途中で、熊本の池部家にふらりと現れる。

8月18日放送の第31回で、東京から熊本に戻り、池部家の旦那として、押し花などをしてゆったりとした日々を過ごしているという近況が明らかになった四三。しかし、勝の登場で再び走り出すことになる。(以下、若干のネタバレを含みます)

■ 師弟コンビはすでに息ぴったり!

テレビジョンでは、再び上京した四三と勝が、東京の街を2人で走るシーンを取材。小雨降る中、笑顔で何往復もセットの間を駆けめぐる勘九郎と仲野の姿を撮影することができた。

雨という状況を利用する目的か、水たまりの上をあえて走るという演出もほどこされ、本番がスタート。勘九郎、仲野共に「すっすっはっはっ」と息をはずませながら、猛スピードでカメラに突進していた。

■ 撮影中も大笑い! 師弟コンビのはずが…お笑いコンビに?

収録後の写真撮影でも、勘九郎と太賀は終始楽しそうにポーズを決める。

最初は2人で快活な笑顔で並び立った2人。半ズボンで並ぶと、2人とも同様にふくらはぎの筋肉が鍛え上げられているのが見て取れる。

記者から「肩を組んでもらえますか?」というリクエストがあると、なぜか勘九郎がお笑いコンビ「COWCOW」のような肩の組み方をして、仲野も大笑い。

さらに、人差し指を立てたポーズを決めると勘九郎が「トゥース!」と言い、またも仲野を笑わせていた。

■ 勘九郎にとって太賀は「まるで同士のようです」

勘九郎は、四三の選手引退後の生活を大きく変える勝の存在について、「勝くんは四三が熊本に帰りいったん走ることから遠ざかった時に現れた有望株で、まさに希望そのもの。四三に走る楽しさを思い出させてくれ、再び走り出す原動力となる熱いものを彼が運んできてくれたと思っています」とコメントを寄せる。

また、仲野の印象を「太賀さん自身も熱い方ですし、何よりも人柄が良く、懐にぱっと飛び込んできてくれるタイプ。僕は意外と人見知りなんですが、最初からすんなりと一緒にお芝居することができました」と言い、「僕も彼も走りのトレーニングをずっとしてきて、その苦労というのがお互い分かるので、まるで同士のようです」。

役柄だけではなく、俳優としても絆が生まれたことを明かした。

勝は、今後描かれる“激動の昭和史”のキーパーソン。どのように四三らと関わっていくのか注目したい。(ザテレビジョン

今週放送の回で初登場する小松勝(仲野太賀)