サラーアーセナル戦で2ゴールの活躍 天王山で勝利に導く

 リバプールは現地時間24日、プレミアリーグ第3節でアーセナルと対戦し、3-1で勝利を収めた。開幕から3連勝を達成したリバプールだが、エースのエジプト代表FWモハメド・サラーがマッチアップしたブラジル代表DFダビド・ルイスをぶち抜いて決めた圧巻のドリブル弾に海外メディアは「サラーがD・ルイスをホラー劇場に招待」と注目を寄せている。

 リバプールアーセナルは開幕からともに連勝を飾り、3試合目に首位を争う天王山を迎えた。ホームのリバプールはいつもの布陣を送り出したのに対し、アーセナルは対策として守備的戦術を採用。序盤は膠着した展開が続いたものの、前半41分にコーナーキックからDFジョエル・マティプがヘディングで叩き込み先制点を奪った。

 リードをもって前半を折り返すと、後半4分、ペナルティーエリア内でサラーが決定機を迎えた場面、耐えかねたD・ルイスにユニフォームを引っ張られ、主審は迷わずPK判定。これをサラー自身が決め切り、追加点を奪った。この得点でエンジンのかかったサラーは、2-0で迎えた同13分、圧巻のゴールを生み出すことになる。

 ブラジル代表MFファビーニョからの縦パスを右サイドで受けたサラーは、プレッシングに詰めてきたD・ルイスを切れ味鋭いフェイントで難なく振り切ると、相手守備陣が追いつけないほどの爆発的なスピードでドリブルを敢行。ペナルティーエリア内に侵入すると、そのまま左足を振り抜きゴール左隅に流し込んだ。

2失点に絡んだD・ルイス「アンフィールドの悪夢は継続」

 サラーの武器が光った2得点目に海外メディアが反応。英紙「ザ・サン」は「サラーがD・ルイスをホラー劇場に招待し、リバプールアーセナルを切り刻んだ」と見出しを打って報じると、英紙「インディペンデント」は「サラーが幻惑に追い込み、D・ルイスにとってアンフィールドの悪夢は継続」と取り上げ、「ブラジル人の脳をかき乱した」と表現している。

 アイルランドメディア「Buzz」は「サラーのゴールは美しき技」と称賛を送っている。2年連続で得点王に輝いているサラーは今季も3試合で3ゴールと幸先の良いスタートを切っているが、D・ルイスにとっては元チェルシーという共通点のあるサラーに対し、厳しい仕打ちを受けることになった。(Football ZONE web編集部)

アーセナルDFのD・ルイスと、リバプールFWのサラー【写真:Getty Images】