マジョルカ移籍を機にブレイクしたエトーとボルハの例を挙げる

 日本代表MF久保建英は、レアル・マドリードからマジョルカへと1年間の期限付き移籍を果たした。この移籍はスペイン国内でも注目が集まっているが、スペイン紙「AS」は「レアル→マジョルカ」でキャリアを築いた成功パターンとして、“2人の先輩”に続けるかという特集を組んでいる。

「タケフサ・クボはマドリードとマジョルカの“空の橋”を渡った選手のリストに加わった。1950~60年代にはパブロ・ビダル、ペビージョ、80年代にはサン・ホセ、ボネ、フリオ・ジョレンテがいた。2000年代にはダニ・ガルシア、ボルハ・フェルナンデスファンミ・カジェホンと名を連ね、今夏にはアレクシス・フェバスもその1人となっている」

 数多い移籍例であるなかで、成功例として挙げられているのは元カメルーン代表FWサミュエル・エトーと元スペイン代表MFボルハ・バレーロだ。日本でも俊足ストライカーとしてお馴染みのエトー1996年レアルのBチームに当たるカスティージャに加入。レガネス、エスパニョールを経由してマジョルカに期限付き移籍すると、2000年には完全移籍し、得点源として2001-02シーズンスペイン国王杯制覇に貢献した。その後、バルサインテルで大活躍したのは周知のとおりだろう。

 エトーに次ぐ存在として、ボルハもマジョルカで成長した。カスティージャを経て所属した2007-08シーズンウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに移籍後に期限付き移籍で復帰した09-10シーズンの2年間で中盤のキーマンに成長。そこからビジャレアルフィオレンティーナを経て2017年にはセリエAの名門インテルに加入し、ベテランとしての存在感を見せていることを触れている。

 ただ、記事でも触れられているように、エトーとボルハはともに“レアル以外のクラブ”でキャリアハイを迎えたことが共通点となる。久保はどのような道を辿っていくのか――マジョルカでの冒険はこれから始まる。(Football ZONE web編集部)

マジョルカへ移籍したMF久保建英は、“2人の先輩”に続けるか【写真:Yukihito Taguchi】