8月23日〜25日の3日間、米カリフォルニア州で究極のディズニーファンイベント「D23Expo 2019」が開催され、シリーズ完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」のプレゼンテーションが行われた。

監督・脚本を務めたJ.J.エイブラムスや製作のキャスリーンケネディほか、主人公レイを演じたデイジーリドリー、レイを支えるフィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカーアイザック、脇を固めるチューバッカを演じるヨーナス・スアタモ、ローズ役のケリー・マリ―・トラン、そして全エピソードに唯一出演してる生きるレジェンドC-3POを演じたアンソニー・ダニエルズも登壇。さらに、BB-8とR2-D2、本作から新たに登場するD-Oら人気ドロイドも登壇した。

そして、ランド・カルリジアンとして再びスクリーンに帰ってくるビリー・ディー・ウィリアムズが最後に登場。42年の歴史を締めくくる“完結編”に向けて、ファン約7,000人で埋め尽くされた会場は大きな熱気と興奮に包まれた。

スター・ウォーズ」完結編の新事実をいち早く知りたい熱狂的なファンたちが固唾を飲んで見守る中、J.J.エイブラムス監督やデイジーリドリーらキャスト陣が登壇するたびに、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こり、まさにお祭り状態。

さらに、世界中のファンに向けたサプライズとして、ポスタービジュアルがお披露目されると、興奮したファンの盛り上がりは最高潮に達した。

いまだベールに包まれている本作だが、J.J.エイブラムス監督はプレゼンテーション後のインタビューでは次のように語っている。

「フィルムメーカーとは常に最高の映画になる事を目指している。だから僕らもこの完結編がSW史上最高傑作になるべく、今まさに、それに取る組んでいるんだ。そして何よりもジョージ・ルーカスが作り出したこの素晴らしいサーガの持ち味を十分に発揮できるようにしたい」


☆US版ポスターは……

解禁されたUS版ポスターに描かれているのは、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継いだカイロ・レン、伝説のジェダイ ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎフォースの力を覚醒させたレイ、そして銀河系すべての悪の根源であるシスの暗黒卿パルパティーン皇帝の3人のみ。

レイは青(=ライトサイド)、カイロ・レンは赤(=ダークサイド)、それぞれのライトセーバーから強大なフォースが放たれ、光と闇の42年の歴史に決着をつける最後の戦いが始まる予感だ。

さらに注目したいのはロゴの色の変化。これまでのロゴは「フォースの覚醒」では黒字に黄色のフチ、「最後のジェダイ」では黒字に赤色のフチだったが、今回は初めて白字に青色のフチのデザインになっている。今までも作品のテーマカラーが“光と闇”の物語に関係しており、本作の青色は一体何を意味するのか。そして、不気味な微笑を浮かべるパルパティーン皇帝は、“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦で、レイとカイロ・レンどちらの味方となり、どんな結末を迎えるのだろうか?

また、かつてパルパティーン皇帝はアナキン・スカイウォーカーダークサイドに導きダース・ベイダーを誕生させたり、強大なフォースを持つルークダークサイドに引き込もうとし、ルークダース・ベイダーの戦いを引き起こしたりするなど、恐怖と圧政で銀河を支配していた人物。しかしダース・ベイダーパルパティーン皇帝を裏切り、ルークダークサイドに引き込めずデス・スターの反応炉に堕ちていった過去が。「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」から続くスカイウォーカー家への積年の恨みを晴らすため、ルークの意志を受け継いだレイをダークサイドに堕とそうとしているのか?パルパティーン皇帝の不気味な笑みが意味するものとは―?


映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は12月20日全国公開。